vst

2021年08月26日

こんばんは、わーくです。

もうタイトルの通りで何の面白みも無いのですが、Antelope Audio Discrete 4 Synergy CoreとRMEのFIREFACE UFX IIをオプティカルケーブル2本で繋いで、VST System Linkの構築が出来たよ、って話です。

96kHzで動かしているので、ADATは4in4outでしか使えませんが、そのinとoutの4ch目の1bitを上下線に割り当てて(上り1bit下り1bit)接続できました。ということはinもoutもそれぞれ4ch目は23bitオーディオってわけです。精神衛生上あまりよろしくない・・・

VST System Linkは、デジタルI/Oがあれば複数のCUBASE同士を繋いでMIDIとオーディオをやりとりできるので、インターフェースのメーカーや種類を問わないというのが仕様上の話ですが、本当にそうなの?というのを確かめられたという点で実験の価値はあったのかな、と思っています。RMEもAntelope Audioも、独自のミキサーアプリを介して信号のやりとりをしているので、VST System Linkのデータもちゃんと通ってるんかい?って疑問があったのですが、問題ありませんでした。

<VST System Link設定メモ>
Discrete4側の入力と出力で理解しやすさが違う気がします。出力はEASY PANELの「DIGITAL OUTS」ページのミキサー位置=ADATチャンネルなので分かりやすいです。CUBASEのASIO出力の番号とCOMPUTER PLAYの番号を一致させればOK。

入力は、まずEASY PANELの何chでADATを受け取るか決めて、CUBASEのASIO入力でそのch番号を指定するだけ。それだけなんだけど、EASY PANELでは「複数のchで同じ物理入力の信号を受け取ることができる」ので頭がこんがらがるのです。

例えば、ADAT1の信号を、例えば6chと16chで受け取って、CUBASE側で別々に入れることができる。何が幸せなのかというと、1ch〜4chにFPGAでエフェクト処理ができるので、その処理済み信号とドライ信号を同時に録音できることが出来る等。難しいわ。。。

<CUBASEのほうのポイント>
F4キーで出てくる「VSTコネクション」の設定は関係無いのです。デバイスポートレベルでデータをやりとりしてるので、そのポートがCUBASEのどのトラックに割り当てられているのかは関係ありません。入力も、出力も、関係ありません。

ただし!一つだけ注意点が。それは、VST System Linkの受け側チャンネルを、Discrete 4 Synergy CoreのEASY PANELの1〜4に設定してはいけない、ということです。正確に言うと、設定しただけなら動きます。でも、FPGAでエフェクトをかけると、VST System Linkの信号まで処理されてしまって、受け取れなくなってしまいます!(試した)

でも、エフェクトを挿しても、全部バイパスすればまたVST System Linkの信号が復活します!(試した)面白い!けど非実用的です。だから、VST System Linkの受け側のチャンネルは、5〜16のどこかにしましょう。

以下、自分用メモです。

<AntelopeのEASY PANELの方から気を付けていくこと>
「MONITOR&HEADPHONES」のページでは、左からCUBASEのデバイスポートの1番目,2番目,…、16番目にあたる信号がどの入力端子から入ってくるのかが設定できる。つまりDiscrete 4だったらデフォルトで左からA1、A2、A3、A4、SPDIF1、SPDIF2、ADAT1、ADAT2…の信号が、CUBASEのデバイスポートのDiscrete4_SC IN 1、IN 2、…、IN 16に入ってくるように設定されている(すなわち15chと16chはデフォルトではMUTE)。だから、96kHzのプロジェクトだし、ADAT4の信号でVST System Linkの入力データを受け付けるぜ!と思ったら、それはEASY PANELの左から10列目のフェーダーのところに入ってきているので、CUBASEのデバイスポートの10番目のIN(Discrete4_SC IN 10)をASIO入力に指定する。

「DIGITAL OUTS」のページでは、ADATとSPDIF出力にCUBASEのデバイスポートの何番の信号を乗せるか、を決める。上の法則と合わせるなら、ADATはCOMPUTER PLAY7〜10(96kHzの場合)、SPDIFはCOMPUTER PLAY5と6にしておくと考えやすい。(デフォルトではCOMPUTER PLAYの1と2がADAT出力の5chと6chに割り当てられているのでVST System Linkには不都合)とにかく、ADAT4の信号でVST System Linkのデータを出力するぜ!と思ったら、EASY PANELの「ADAT OUT 4」の上のところを、CUBASEのASIO出力で指定したDiscrete4_SC OUT XXのXXと同じ番号のCOMPUTER PLAY XXにする。(ASIO出力をDiscrete4_SC OUT 10にしたならば、EASY PANELのADAT OUT 4の上はCOMPUTER PLAY10)

…書いてて良く分かんなくなってきた…(馬鹿

とはいえ、VST System Linkなんて使って曲作りする機会なんてそうそう無いと思うので、その時の自分にとってはありがたいメモになるのでしょう。メモをここに書いたことを忘れさえしなければ…!(血の涙



(23:58)

2021年08月17日

こんばんは、わーくです。

やっともらえたお盆休み、半年ぶりに更新ができるのですが、投稿が長い文章ばかりで更新するのにも腰が重い、という状態が続いておりました。ちょこちょことネタはあるものの、Twitterで呟いているだけでは、検索結果にも残らないということで、ちょっとでも役に立ちそうなネタは短くても書いていくことにしました。

閑話休題。

KOMPLETE KONTROL S61 mk IIキーボードに、フットコントローラー(サスティンペダルじゃなくて、ワウペダルみたいなやつ)の名機、EV-5を接続したところ、「CC11がずっと送られっぱなしになる」という現象が起きました。垂れ流しです。ず〜っとCC11の124とか125とか中途半端に高い値を出力し続ける状態になります。

何だコレ、故障か・・?

とはいえ、EV-5はEX5に接続したときはちゃんと動作するので、Komplete Kontrolキーボードの設定が悪いのでしょう。しかし、このキーボードは設定を本体ではなくパソコン上で行うようになっています。

というわけで、下記の設定で動くようになりました。

 Komplete KontrolソフトウェアのVSTプラグインのほうで不具合が出ていましたが、設定をするのはスタンドアロン版からじゃないとできません。

kkf00
スタンドアロン版を立ち上げたら、
①「MIDIコネクタのアイコンのボタン」を押して、
②「PEDALS」を押して
③「Pedal B」を押します。これでフットペダルのほうの設定画面になります。


kkf01

⑤「Swap T/R」をONにします。
⑥「Calibrate」を押します。

kkf02
⑦この画面で、ペダルを最も低い値のほうへ踏み込みます。(かかと側)

kkf03
⑧この画面で、ペダルを最も高い値のほうへ踏み込みます。(つま先側)

これで、スタンドアロン版でも、プラグイン版でも、きちんとEV-5がエクスプレッションペダルとして働いてくれるはずです。

名機なのにチップとリングの交換が必要なのかい・・・。サスティンペダルもRolandとかYAMAHAとかKORGとかで極性が違ったりするし、王道の機材だからといってデフォルトで使えない場合もありますね。難しい。

 ・・・って今回もスクショも入って長くなってしまいました。短くサクッと分かりやすく書きたいものです。反省!

(00:33)