SSD

2023年07月23日

わーくです。

ベンチマークの数字だけで実際の使用感を判断するのは良くないと思い、KONTAKT 7でライブラリを読み込ませる速度を測ってみました。

【環境】
Mac Stdio M1Max 512GB SSD + 32GBメモリ
使った音源:Native Instruments Symphony Series String Ensemble Library
使ったパッチ:Violins.nki(読み込み後メモリ使用量1.33GB)
SSDの使用量:約3.8TB(両方のSSDの中身は全て同じデータを置いて測定)

外付けケースA: USB3.2 Gen2接続:MONSTER STRAGE MSNVTC30-01GY
外付けケースB:Thunderbolt3接続:OWC ENVOY EXPRESS

NVMe SSD1:Crucial P3 Plus Gen4 NVMe SSD(最大読込速度5000MB/s PCIe4.0)
NVMe SSD2:MONSTER STRAGE MS950(最大読込速度7100MB/s PCIe4.0)



【結果】
USB3.2ケース+MS950…5.1秒
Thunderbolt3ケース+MS950…3.3秒
USB3.2ケース+P3 Plus…13.8秒
Thunderbolt3ケース+P3 Plus… 43.6秒


…マジで? うそでしょ?


あまりに結果が違いすぎたので何度か測ってみたのですが、だいたいこの数字で間違いないです。NVMeのSSDの最大読込速度は、Thunderbolt接続の実際の転送速度(1600MB/s)に遠く及ばないので、多少遅いSSDでも大差ないだろう、と考えていました。でも実際のところは、最大で10倍以上読込時間が変わったのでびっくりです。当然これだけ違えば、使用感も段違い。Omnisphere2もサクサク動きます。7GBくらいあるKeyscape Creative Patchも一瞬で音が出るようになりました。なんだこれ天国か?

というわけで、USBかThunderboltか、も多少は影響はありますが、中身のSSDそのものが大切であることがよ〜く分かりました。

ただし1点だけ注意が。このMonster StrageのNVMe SSD、温度が上がりやすいです。これは定量的に測定できていないのであくまで間隔ですが、SSDのデータを同期するときにケースを触ったところ、持てなくもないけど滅茶苦茶熱い!ってくらいケースが加熱されていました。夏場の使用や長時間の過負荷はデータの損傷に繋がるかもしれないので、廃熱やバックアップを怠らないようにしないといけないと思いました。 

(12:10)

2023年07月22日

先日のアマゾンのセールで購入したSSDです。MONSTER STRAGEの4TB NVMe SSD「MS950」というやつで、例のiPhone用のチップがダブついたと噂のものです。コレを同社のUSB-C接続の外付けケースに入れて速度を測ってみました。

ssd


まあUSB接続ですからね。このくらいが妥当なのでしょう。やっぱりThunderbolt接続のケースは1万円を超えるだけあって、1600MB/sを超える読込速度がでますが、2000円ちょいのUSBは遅いです。ただ、実測値でどのくらい変わるかがポイントなので、それはこれから実験してみようと思います。

(17:39)

2022年11月13日

こんばんは、わーくです。

「移行できるか?」って聞かれても、そりゃ移行できますよなんですけども、それには色々と痛みが伴うわけで。。。

先日、M1Max搭載の一番安い吊るしのMac Studioをポチったわけです。で、色々と上手くいったりいかなかったりなので、それを少しずつ書いていきたいと思います。

MacStudio
Mac Studio 10コア24GPU、メモリ32GB、SSD512GBです。個人ユースでは十分すぎるスペック。それでも30万円近くするという・・・円安め・・・!!

以前使っていたMac mini 2018からの移行は、ネット上の先人たちにより「Time MachineをThunderbolt経由で利用する」が正解らしいのですが、我が家ではうまくいきません。というより、ターゲットディスクモードで立ち上げたMac miniを読み込ませるために、HDDの解除パスワードを聞かれたのですが、これにまったく思い当たるものがないのです。(パスワード10種類くらい試したけど全滅だった・・・)

というわけで、諦めてAirMac TimeCapsuleに保存してあるTime Machineバックアップから書き込みました。所要時間は5〜6時間。256GB近い移行としては、現実的な時間だと思いました。

で、新しいMac Studioを起動し、そのままUSB機器を繋ぎかえて、Cubaseのアクティベーションだけ済ませて起動を試しました。ちなみにCubase12では3台までインストールし、アクティベーションして起動できるようになっているそうです。

で、無事起動しました!びっくり!!

でも、Discrete 4 SCのドライバはきちんと移行できていなかったようなので、本体の標準オーディオを使うことになりました。

で、先日作ったトラックを再生してみたところ・・・うお!!音色がほとんどピアノに!!!!

昔、SC-88などのMIDI音源でSMFを制作していた頃は、音源が初期化されている状態でコントロールチェンジを飛ばさず音符だけ読ませるとこうなることを思い出しました。ドラムトラックもピアノの音で再生されるwww懐かしいwwww

というわけで、とりあえずCUBASEは立ち上がったものの、音源やプラグインはひとつひとつ確認していく必要があることがわかりました。当たりまえですね(^^;

本題のVSTプラグイン(音源・エフェクト)がちゃんと動くかどうか、次の記事で書いていきたいと思います。

ところで、わーくは4TBの外付けSSDに音色データを保存しており、こいつがどの程度スピードが上がるかを試してみたところ・・・

ssd-usb-before
こちらがIntel Macに接続した時のSSDの読み込み速度です。SATA600の限界近くまでスピードが出ています。Intel Macえらい。

ssd-usb-m1mac
こちらが、Mac Studioに接続したときのベンチマークです。めちゃめちゃ遅くなってる!!!SSDの残容量は、むしろダイエット後のため余裕があるにもかかわらず、全ての読み込み項目において遅くなっています。

これがベンチマークプログラムが互換モードで動いているせいかどうかは分かりませんが、今後、使用感を比較しながら、本当に劇的に快適になるのかを確かめていきたいと思います。

20221114追記
Mac Studioでは、全面のUSB3/Thunderbolt4共用端子と、背面のThunderbolt4端子ではデバイスの挙動が異なる(前面のType-C端子を使ってサンボル変換接続した時は動作しなかったAntelope Discrete 4 SCが、背面のType-C端子に接続すると動作した)ことがわかりました。そこで、前面のUSB端子にSSDを繋ぎかえてベンチをとったところ、値がだいぶ変わったので書き残しておきます。
ssd-usb-m1front
シーケンシャルは大幅アップしたものの、ランダムアクセスは遅くなっています。体感できるほどではないのですが、興味深い現象です。 

2022.11.29追記

Mac Studio(安い方)の前面端子、Thunderbolt4/USB3.1共用かと思ったら、ただのUSB3.1端子だそうです。本家サイトの書き方、まさか安いヤツと高いヤツを一緒くたにして書いていると理解できなかった・・・。というわけで、前面端子は地雷というか「サンボルのデバイスを繋げない」ということでした。紛らわしい!


(15:19)