Radeon
2020年05月25日
Windows機をRadeon RX 5700と470の2枚挿し構成にしました。仕事に使ったり、ビデオを観るのに使ってるマシンです。5700かディスプレイに繋がってる方の普段使いのカードで、Fluid Motionを使うために470も挿してる感じです。この470は後でより小さくて熱が出ない550にリプレースする予定なのですが、その前に2枚挿しで希望する動作環境が構築できるのかを実験してみました。既に問題が発生。それは…
Fluid Motionが有効になるけど働かない。
…またしても何言ってるか分からねーと思うが、使ってる自分がよく分かってないんだから、読んでる人はもっと分からないのは当然でしょう。ゴメンなさい。
つまり、Radeon Softwareやフレームレートコンバーターの設定ではFluid Motionを有効にでき、動画再生中の統計情報には「FrameRate = 60fps」と表示される…でも、動画はカクカクしたまま、ということです。
やったことは、MPC-BEを入れて、Bluesky Frame Rate Converterを入れて、外部フィルターとして使うように設定しました。コンバーターの設定ユーティリティーで、Fluid Motionを有効にし、24fpsと30fpsにチェックを入れて、動画を再生しました。すると、RX470のDisplayPortにディスプレイを接続した場合はちゃんとFluid Motionの効果が確認できたんです。ぬるぬる動くよ!すごい!
しかし、問題はここから。
RX5700のDisplayPortのほうにケーブルを繋ぎかえて、Radeon SoftwareでFluid Motionの項目を一応OFF/ONして、動画を再生してみる。すると、確かに再生は60FPSになっているのですが、動きがカクカクなままなんです。念のためCtrl + Jで動画再生中の統計情報を表示。フレームレートを確認してみるも、59.492など60FPSで動作しているように見えるのです。さらに、Bluesky Frame Rate Converterの「状態」タブを観察していると、RX5700にディスプレイを繋いでるときでも、RX470で24fpsのソースを処理しているよ、表示されます。あたかも、RX470で処理をして、RX5700から出力しているかのように。
つまりアレだ。60fpsにはなっているのかもしれないけど、中間フレームがちゃんと生成されてない感じ。
ちゃんとRX470で処理した画像をRX5700に送ってる感じなのに、なんで中間フレームが生成されてないんだろう…ちなみに、Bluesky Frame Rate Converter の設定で、RX5700側のFluid MotionをOFF、RX470をON、にしておかないと、ちゃんと24fpsと表示された状態で再生されます。RX5700のほうをONにしちゃってると、24fpsになるという。これはBlueskyさんのサイトの説明書通りの動作です。
そこで、忙しいのを承知でメールをしました。作者様に。ありがたいことに返事を頂きまして、その内容は、「コピーフレームによって60fpsになっている状態なので、もし「AFMモード」が「自動」になっている場合は「Mode 1」または「Mode 2」にしてみて下さい。」とのこと。
完全に試したつもりになっていた(ビデオカードのスロットの組み合わせ×チェックボックスの状態×チェックボックスとRadeon SoftwareのFluid Motionの設定をON/OFFする順番etc..)のですが、これがドンピシャでして。RX470でFluid Motion処理をした映像をRX5700経由でDisplayPort接続した液晶ディスプレイで鑑賞することができたのです。ありがたや。速攻で寄附を申し入れました(現金な野郎だ・・・)
さて。今回、RX5700をメインビデオカードとして使いながら、Fluid Motion対応のビデオカードをサブで接続して必要に応じて使う・・・ということは達成できそうなので、今度は一歩進んだ設定を試そうと思います。それは・・・!
「RX5700をメインのビデオカードとして使っているWindows機に、thunderbolt3で接続したeGPUにFluid Motion処理をさせ、普通にRX5700からビデオを見る」!!
これが実現すると、普段Windowsを仕事で使う時にはRX470で通電する必要はなく、映画やアニメを見る時だけthunderbolt3ケーブルをつなぎ替えるだけで大画面で映画を観ることができるのです。(Macに接続している画面はWindows機より大きい。)あと、余計なFluid Motion専用のビデオカードを買わずに済みます。
しかし問題が・・・わーくのWindows機のマザーボードには、thunderbolt3端子がついていないのです。さらに言うと、音楽制作用のMac miniはDAWの都合上Catalinaにすることができないので、eGPUに我が家の最高速のビデオカードであるRX5700を認識することができないのです。だから、Windows機をRX5700、eGPUをR470にするところまでは既定路線。そこで、Windows機にFluid Motion処理用のRX550を導入するか、eGPUをFluid Motion用に使い回すしかないのです。
さらにさらに!eGPUをつなぎ替えるには、thunderbolt3ケーブルを2本用意しないと、動画鑑賞のために画面の後ろにいちいち手を回して接続し直さないといけないという。
ああ、面倒極まりない(性格)。
さて、着地点が曖昧な状態ですが、今のわーくの希望としては「thunderbolt3接続ができるWindows用のマザーボードが安価に手に入る」かつ「eGPUでFluid Motion処理ができる」という状態の実現です。目的より手段に魅力を感じてしまう悪いクセがまた出てしまっている・・・
こんなことを緊急事態宣言明け寸前の深夜(ほぼ早朝)に考えている時点でだいぶアレですが、誰か同じ悩みを抱えている人のために備忘録がてら残しておくことにします。
何はともあれ、早く入荷しろ、Akitio Node!!5月31日入荷が待ちきれねえよ!!
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