Pro
2020年12月21日
こんばんは、わーくです。
2年くらい前に買って、ちゃんと使いこなせてなかったVienna Ensemble Pro 6(VEP6)です。いつの間に7が発売してしまい悔しい…と思いかけたのですが、7はライセンスが1つになってしまった(6までは3台分ライセンスがついてきた!)のと、32bit版プラグインを読み込むことができなくなってしまった(6の途中まではできた)ので、7は我が家には完璧にいらない子です。事実ですが酷い言い様だ…
さて、わーくのMacbook ProはLate2013モデルで、Intel製CPUなのでBootcampが使用できます。セキュリティ上の理由でWindows10 64bit版を入れていますが、VEP6のアプリは32bit版を入れてあるので、32bitのプラグインも呼び出すことができるようになっております。もちろん64bit版のVEP6も入れてあるので、負荷が高いソフトシンセ(VPS AVENGERとか)を鳴らすこともできます。
今までの曲作りの中で、CPUリソースでそこまで切羽詰まったことはないけど、ちゃんと使いこなせればVEPは超便利です。便利っていうか、単純に面白い。Macユーザーなのに、Windowsの、しかもかなり古いプラグインまで、最新の環境で動かすことができるんですよ!
例えば、今わーくがVEP6(32bit版)に読み込ませているのは、reFX Vanguard
- reFX Slayer 2
- reFX Quadra SID
- reFX Claw
- reFX Beast
- E-MU(Creative) Proteus VX
- Steinberg Hypersonic
- Cakewalk z3ta+
これら32bitプラグインを読み込む32bit版サーバーと、64bitプラグインを読み込む64bit版サーバーは、同時に立ち上げて、ホストDAWに呼び出したクライアントVSTi(64bit版)から使えてしまうのです。クライアントが64bit版でも、32bit/64bit両方のサーバーを選んで利用できる…ああなんて素晴らしいのでしょうwソフトシンセを同時に使いたかったら、10個でも20個でもクライアントを立ち上げればOKです。
さらにさらに!!サーバー側に結構負荷をかけた状態でもしっかり動作してくれます。わーくの環境では、普通にGigabit EthernetでNetgearの普通のハブを介して接続していますが、MacのMIDIキーボードを弾いて、WindowsのVEPが発音して、戻ってきてMacのオーディオインターフェースで鳴るまでバッファ2の設定で10msくらいです。凄くないですか?LANの向こう側で立ち上がってるシンセを、普通にリアルタイム演奏できるレベルなんですよ!!その時に立ち上げていたのは、軽量なソフトシンセ10個くらいと、かなり重いと評判のVPS Avengerのインスタンスを4個。これでWindows側のCPU負荷は10%程度。7年前のCore i7で、ここまで動作するなんて…
というわけで、久しぶりに楽しく機材をいじれた日曜日でした。ああ、月曜日なんて来なければいいのに…(もう来ている)
追伸
reFXのシンセって、デフォルトで音デカすぎ。
(01:40)
2020年11月08日
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(2024年7月追記:以下の記事は、2020年当時の購入記事です。現在のレートだとあまりお得感のない買い物になってしまうと思います。国内では意外にも最安値はAmazonで、15万円程度でBabyface Pro FSが手に入ります。)
こんばんは、わーくです。
Fireface UFX IIと、ARC USBのセットと

Babyface Pro FSです!!!!!!!!!!!
UFXとBF両方買うとかアホかと思いましたが、これ全部合わせても国内でUFX II単体で買うより安く済んだので、思い切って買ってしまいました。だってSteadyClock FS搭載のBabyface Pro FSと旧式SteadyClockのUFX II、どうしても両方比べておきたかったんですもの…
あと、BFFSの方が圧倒的に高音質という場合に、FSから光ケーブルでUFX IIにクロックを送ってしまえば…とかも考えたので。(SteadyClockが十分良いから、光ケーブルのジッターのほうが悪影響な気もしますが)
さて、このページに辿り着いている方は、おそらく個人輸入への踏ん切りがつかない方ではないかと思います。結論から言うと、個人輸入でRME製品を買うと、最高の機材をお得に手に入れることができます。とりあえず手順を経過を紹介したいと思います。
最初に書いておきますが、Babyface Pro FSはUSB給電なので問題ありませんが、Fireface UFX II(たぶんUFX+も)のほうは、個人輸入だとコンセントの形状がイギリスのアレです。
ですから、日本のコンセントに合わせて変換アダプタを買うか、別の電源ケーブルを用意するかする必要があります。
わーくは、せっかくなのでちょっと良い部品で電源ケーブルを自作することにしました。使ったのは、超充実した自前スタジオをお持ちの音楽プロデューサー「鈴木daichi秀行」さん推薦のセット。5000円以下で間違いない電源ケーブルが作れるなら、と思い注文。
プラグはコンセント側だけじゃなくてインレット側もセットなのでマジでお得。ケーブルもダイチ先生ご推薦のBELDENの19364です。1mの切り売りのものを買いました。
BELDEN 19364 3芯電源ケーブル 切り売り
さて、今回個人輸入に利用したサイトは、Juno Recordsというサイトです。
レコード屋さんなのですが、音響器も取り扱っています。特にRME製品は元が安い上にセールしていることもあり、本気でオススメです。日本語で表示される部分もあり、日本の顧客を意識していると思うと安心して利用できます。
ただ、ここは注文した重さによって送料が変わっていくシステムで、今回は「Fireface UFX II Audio & MIDI Interface」と「ARC USB Advanced Remote Control For Fireface UFX+」を注文しただけでしたが、FedExの送料で£79.65(およそ10,800円)かかってしまっています。
一方、「RME Babyface Pro FS Audio & MIDI Interface」を単品で購入した時には、Royal Mail First Class Airでの送料で£19.49(およそ2600円)で済みました。荷物の追跡はできず、発送から到着まで10日くらいかかりましたが、総額ではだいぶ安く済みます。
もう1つのオススメの店は、Thomann UKです。
ここはJunorecordsより少し高いですが、それでも日本で買うよりはだいぶ安く(最初はVAT込みの価格で表示されているので、カートに入れて行き先を日本にすると表示上はすごく安くなります)、時々「B-Stock」というアウトレット品を大安売りしているので、それを狙うこともできます。わーくが見た時には、UFX+のB-Stock品が£1600ちょっとで出ていたので、それを買おうとしていたくらいです。…いや、正確に言うとそれを買ったのですが、作ったばかりのLine Payクレジットカードで突然30万以上の金額を決済したので、決済をやり直している間に売れてしまったのでした。くそ。
で、Thomannの良い所は送料がFedExでも£55くらいで固定です。選ぶ品によっては、Junorecordsより安く安心して買い物できるかもしれません。
さて、では注文から到着までの流れを書きたいと思います。
10月27日
Junorecordsサイトから、
「RME Fireface UFX II Audio & MIDI Interface」
「RME ARC USB Advanced Remote Control For Fireface UFX+」
を注文。支払いはLine Payクレジットカード(VISA)で決済。本当はこの時にBabyface Pro FSも一緒に注文しようと思っていましたが、売り切れなのか出てこなかったので、上記2点だけで注文しました。
ただ、ここで罠にひっかかりまして、配送情報の入力画面が日本語で表示されていたことで、住所を日本語(2バイト文字)で書いてしまいました。すると、注文確認メールでは見事に文字化けが…さらに、「文字化けしてるから住所ちゃんと送れやコラ」みたいなメールが数分で飛んできたので、再度住所を送る羽目になりました。しかも、メールで回答したので、「My Juno」の「My Account」ページ(アカウント情報のページ)では、まだ日本語で表示されたまま。このままだと、今後利用するたびに住所不明の状態になってしまうので、My Junoの住所も英語表記で打ちなおしました…2度手間でした…('Д')
10月28日
FedExの発送情報が更新されないので、Junorecordsサイト内をうろついていたところ、なんとBabyface Pro FSの在庫を発見!しかも在庫1…値段は、£511.66…だと…?7万でBabyface Pro FSか買えるとかマジで?とカートに追加、送料を確認したところ、ロイヤルメールエアで送られてくるので3000円以下。ええ、ポチりましたともw
10月29日
なぜかBabyface Pro FSのほうの配送状況のほうが先に更新されDespatchedに。そしてロイヤルメールエアなので追跡情報は表示されない(追跡できない)。不安だ…。
10月30日
ようやくFireface UFX IIの配送状況(Status)がAcceptedからDespatchedに変わった!追跡用の番号も表示されて、追っかけられるようになった!とりあえずうちのUFX IIはロンドンにあるらしい。
11月2日
FedExでの発送から4日目、Fireface UFX II到着!早い!持ってきてくれたのは西濃運輸の人でした。
11月7日
ロイヤルメールエアも到着!ちゃんと届いてよかったw
で、結局いくらかかったかというと…
1便「RME Fireface UFX II+USB ARCセット」送料込 209,648円
2便「RME Babyface Pro FS」送料込 73,993円総計283,641円
※Lineポイント8509円分獲得
Fireface UFX IIとUSB ARCとBabyface Pro FSセットで28マソですよ?安すぎじゃないですか??
国内でUFX IIを買うお値段で、USB ARCが付いてきて、Babyface Pro FSももらえてしまったようなものです。あと、UKで買うと保証が3年です。国内だと1年。その点でもお得だと思います。
国内で買うと日本語マニュアルがついてくる、という利点はありますが、正直TotalMixさえ理解できればマニュアルは不要です。TotalMixについて解説する分かりやすい動画もたくさんありますし、買った後に不便をすることはないと思います。そこそこ円高(1ポンド140円未満)な今、個人輸入に挑戦してみるチャンスです!
ただ、為替レートは日々変動しますし、個人輸入後のトラブルを解決するにはある程度の英語の読み書きが必要なので、あくまで自己責任ということでよろしくお願いしますデス。
まだ少ししか使ってませんが、既に「買って良かった…(;´Д`)ハァハァ」状態です。音楽聴くのも作るのも、また楽しくなってきました。ブラックフライデー前のこの時期に、残弾ゼロになってしまったのはアレですが、間違いなく今年最高の買い物でした。
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