Mac

2024年02月11日

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こんばんは、わーくです。
作曲もせず電気代の話ばっかりしている守銭奴です♪

さて、制作環境をちょっといじったので、久しぶりに電気代を測ってみました。というのも、導入したソフトシンセを色々とこねくり回すためだけに、Mac+ディスプレイ+アンプ+諸々の無駄なUSB機器をONにし、大量の電力を消費しながら弱い頭で学習を続けるのは不経済では?と考えたからです。この理論を突き詰めると「俺なんて◯んだほうがいい」という結論になるので、そこからは全力で目をそらしつつ、少しでも経済的に制作を楽しむ環境作りを目指して、今日も楽しく電気代を測っていきたいと思います!


<前置き>

制作環境に加えたのは、液晶ペンタブ、XP-PENのArtist Pro 16です。旧型をハードオフでゲット。値段は失念しましたが、2万円はしなかった気がします。フルHDで15.4インチ、タッチには非対応ですが、標準のスタンドが角度調整や安定性の面でめちゃくちゃ使いやすい。ストリングスなどのカーブ入力用に買ったのですが、これの消費電力が非常〜に低く、「これ、Mac StudioでノートPC並の省エネ環境が実現できるんじゃね?」と思い、色々セッティングを試してみた、といういきさつです。

前置きが長くなりましたが、実測タイム!

今回も消費電力の測定に使ったのはREVEXのET30Dです。安いのにいい仕事しやがる!

revex-et30d

写真がこればかりになってしまうので、以下テキストのみでお届けします。実質自分用の備忘録なので・・・。消費電力は、およその値です。


<実験>
  • Mac Studio(M1MAX)単体…OS起動時55W、アイドル時25W、CUBASE使用中50W
  • Antelope Discrete 4 SC…常時8〜9W※
  • Apogee Groove…1W
  • XP-PEN Artist 16 Pro…最低輝度5W、最高輝度11W
  • iLoud MTM…電源ONで音量に関係無く10W
  • Anker 11ポートセルフパワーUSBハブAH232…電源ON時6W
  • KOMPLETE KONTROL S61Mk II…2W
  • MINILAB Mk II…1W
  • KEYLAB 88(初代)…2W
  • KORG nanoKEY2…1W
  • CC121…USBから1W、ACアダプターから5W
  • Stream Deck(15key)…2W
※購入してから2年ちょっと、ず〜っと電源挿しっぱなしのDiscrete 4 SCが常時8Wくらい消費しているのは衝撃でした。1年に2000円以上電気代かかってるじゃん…ちょっとしたサブスク並だわ。これなら録音を伴わないならGroove使ったほうが良さそうです。48kHzでレイテンシー3msくらいまで詰められるし。


<結果>

ここまで測った結果、うちの環境では下記の条件で「実測値35〜40W程度」でソフト音源やエフェクトの実験ができることが分かりました!
  • Mac StudioをON、CUBASE上またはスタンドアロンでソフトシンセ立ち上げ
  • USB3.0ハブ(バスパワー)でUSB鍵盤群とCC121を接続
  • オーディオインターフェースには内蔵またはGrooveを仕様
  • ヘッドフォンで音を確認
雑に計算すると、1時間1円程でソフトシンセをゴリゴリと弾き倒したりメロディ+コード程度のスケッチを進めることができます。いくらなんでも安すぎるだろ!反省しろ!!(そろ寿死U

<考察>

M2のMacbook Airのアイドル時の消費電力が22〜25W程度とのことですので、キーボードやMIDIコンの消費電力を勘案すると、ほぼノートPC並の消費電力でMac Studioが使えることが分かりました。エコだとは思っていたのですがここまでとは…恐ろしい子!!


<蛇足>

ハードシンセ達を使う古き良き制作スタイルにした場合、どれくらい電気を食うのかも試しました。

★パターン①全部ON

安定化電源(FARMAN M-8x AR)にオーディオインターフェース兼ミキサー(FIREFACE UFX II)、MIDIパッチベイ(MAV-8)、シンセ(EX5、MOTIF-RACK ES、JV-2080、INTEGRA-7、01R/W)を接続して電源をONにすると、全部合わせて89Wでした。ここにPCとメインの4K液晶(30W程度)を加えると、だいたい150Wです。ロマンの塊は、相応の対価がかかりますね〜。

★パターン②最小構成

ハードシンセの音を出す際の最小構成です。うちの場合、安定化電源+MIDIパッチベイ+ミキサー+シンセをONにすると、音が出せます。EX5を使いたい時の最小消費電力は実測で48Wでした。この時点でMac Studio+液タブ+USB鍵盤よりも電気食うの、技術の進歩を感じます。

(10:00)

2024年01月21日

どうも。わーくです。

Mac Studio+DC-M3204Kで長らく制作を続けておりましたが、気になる点がひとつ。それは、Macをスリープにしていると、時々ディスプレイがONになり、しばらくするとパワーセーブモードに再突入する。これを繰り返す、という謎現象です。

我が家にあるLGのディスプレイでも同様の現象が起こるので、世界中のマカーが同じ現象に悩まされているかと思いきや、どうやらそうではない模様。解決法が分からなかったので、毎度Macは電源OFFにしてから寝る、という生活を続けておりました。ていうかそれが普通ですね。

でも、わーくは絶対スリープを活用したいマンなので、どうにかならないものかと考えていたところ、突然解決に至りました。

EIZOのEV3285を購入し、Administrator SettingsからCompatibility Modeの設定を「オン」にすることで改善しました。

もし同じ症状で悩まされている方がいらしたら、どうぞお試しあれ!

※ちなみに2024年の年始の時点で、同モニタが5万円引き(公式)で買えるようになってます。QOL爆上がりしました。

(15:03)

2022年11月03日

こんばんは、わーくです。

いや、やばいですってApogee(いきなり語彙力喪失)

DTMerなら誰もが憧れる(?)Apogee製品。黒金のセールで、あまりに安く売っていたために飛びついてしまいました。

長年DTM機器を揃えてきた(曲は増えない)わーくですが、「DTM機材も大分揃ってきたけど、本当にApogeeの音質ってそんなによいのか?」という疑問について、自宅の慣れた環境で一度は確かめてみたかったため、思い切ってポチっとしてしまったわけです。店頭での試聴だとよく分からないのです。環境やノリで何か変なバイアスかかりそうだし。

さて、今回購入したのは、Apogee Jam+(Jamplus)と、Grooveです。合わせてなんと40000円弱!!この円安のご時世に、こんな高級機をそんなお値段で放出して大丈夫なの?メディアインテグレーションさん!!

apogee-groove1
Apogee Grooveの外箱。黒くてシックでかっこいい…

apogee-groove2
俺は今、憧れのApogee製品を手にしたのだ…(大袈裟

apogee-jamplus
こちらはApogee Jam+。パッケージはGrooveより貧相(悪口)。
ただ、ケーブル類は充実していて、Jam+の本体側(Micro USB)に対してUSB-A、USB-C、Lightningの3種類のケーブルが付属しています。ケーブル買い足さなくても、何でも繋げるじゃん!

では、チェックに参りましょう。その前に、結論を先に書いておきます。Apogee Grooveは、録音を必要としない打ち込みメインのDTMerのモニター環境として、最高の選択肢だと思いました。(MIDI入力がないので、USBか何かで繋ぐ必要はありますけど・・・)

~音質チェック編~

Apogee製品たちの詳しいスペックは代理店さんに任せるとして…


今回の比較をするのは
  • RME FIREFACE UFX II
  • Antelope Audio Discrete 4 SC
  • Apogee Jam+
  • Apogee Groove

の4つ。いずれもヘッドフォン(Ultrasone PRO900の古いやつ)で比べました。本体のヘッドフォン端子に直接接続して聞いています。

接続したのは、Mac mini 2018(macOS Monterey)です。USBハブを介して繋ぎました。Apogee製品は、MacやiOSならドライバをインストールせずに繋ぐだけで使えます。マエストロが悪さをするので、ただ音を聞くだけならこれで十分です。Windowsに繋ぐならコツがいるようなので、きちんと代理店・メーカーに登録できる販売ルートで購入することをオススメします。

比較に使用した音源は、スティーリー・ダンの「彩(エイジャ)」より"Aja"、オクトパストラベラーのサントラより"ボスバトル2"、ビートルズの「Abbey Road(Super Deluxe Edition) [2019 Remix & Remaster]」より"Come together"です。いずれもロスレス、ハイレゾで比較しました。

語彙力も耳も自信が無いので上手いレビューは書けませんが、ハッキリ言えるのは

【音質】
Groove > Jam+ ≧ FIREFACE UFX II ≧ Discrete 4 SC

Grooveの音質は圧倒的です。一瞬で分かるレベル。さすが2015年からロングセラーなだけある…ポーダブルでUSBバスパワーなのに、こんなに良い音で鳴らすとは。PRO900はインピーダンスが40Ωなので、Discrete 4 SCに繋いでモニターする時は、ボリュームつまみを7割くらい回して使っているのですが、Grooveは5割でも十分な音量でした。さすがゼンハイザーのハイインピーダンスなヘッドフォンも余裕でドライブできるというだけあります。

具体的には、Grooveを通して聴くと低音の輪郭がハッキリしているのでベースが美しく聞こえることや、定位がかっちり定まっているので聞いていて気持ちが良いのです。中域も豊かで、情報量が多く色々な音が聞き分けられます。モニター用途にも良いですし、音楽鑑賞用としても心地よいです(そういう製品コンセプトだし当たり前か…)。他の機種が決して悪いわけではない(むしろ良い。RMEとかAntelope Audioに文句つけるほど耳が肥えてないし…)のですが、Apogee以外の2つは、少しベースの輪郭がぼやけて聞こえました。気のせいかもしれませんが。

驚いたのはJam+です。Grooveは電気食いなので、対応ケーブルを使ってもiPhoneではバスパワー動作はできない(LEDが様々な色で明滅して壊れそうな振る舞いをする…あぶねー!)のですが、Jam+ならバスパワー動作可能。iPhone8PlusにJam+付属のLightning - Micro USBケーブルを使って1本で接続・動作できました。音質もGrooveに負けず劣らず。出力が少し小さいくらいで、やっぱりPRO900でも6割くらいの音量で十分大きな音で鳴らしてくれました。これ、別に録音目的じゃなくて、iPhone対応の高音質ポーダブルアンプとして持ち歩けば良くね?Grooveと違って、使っていても熱くならないし、10分くらい使っても、iPhoneの電池が1%も減らなかった(表示上)ので、かなり効率が良い仕事をしている印象です。Jam+はiPhoneのポタアンとしても最強説をここに提唱します。

~負荷チェック編~

とりあえずプロ向けではなくエントリー向け製品でも、Apogee製品の音質は本当に良いということが分かりました。じゃ、これをDTMで使うときはどうなの?ということで、CUBASEで使った時の負荷を確かめてみました。

測定に利用した環境は、現在わーくが頂いている仕事の制作途中のもの。そろそろトラック数が増えてきて、iGPUだとプチプチいいそうなのでeGPUをONにするか悩んでいるという、丁度良~い負荷のものがあったので確かめてみました。

製品が変わると、同じバッファサイズ(サンプル数)でも、実レイテンシー(ms)が変わるので、とりあえず出力のレイテンシーを5ms程度に揃えて、ざっくりと確かめてみたところ…


【負荷の大きさ】
FIREFACE UFX II ≦ Discrete 4 SC ≦ Groove <<<< Jam+

え?マジで?

DTMユースで負荷においてRMEが最強なのは当たり前。Antelope Audioのドライバがめちゃ優秀なのも先日確かめた通り。しかし、それにしてもApogee Groove凄くない?Discrete 4 SCと比べても、CPUメーターの振りはほぼ変わらなかったです。それに引き換えJam+、お前どうした…お前こそDTM向けに設計されているのではないのか?5msのレイテンシーじゃ再生もおぼつかなかったぞ。

というわけで、今回の検証では、「やっぱりApogeeは安くてもApogee」ということで、音質においてはGrooveやJam+は超ハイコスパに音楽ライフを満喫できる素晴らしいアイテムだということが分かりました。て言うか30万とか15万とかの機材と互角以上というのは、場合によっては凹む結果とも言えますが…(汗

~番外編~

わーくが以前購入した超ミニサイズのヘッドフォンアンプ「iBasso DC02」とも比べてみました。

dc02-lightning
Lightning→USB-Aメスの純正変換コネクタ(カメラアダプタ)から、USB-A→USB-Cの変換アダプタ、そしてDC02という接続です。ここまで変換を繰り返してもこのサイズ。素晴らしい。

【音質】
他の4製品 >>> DC02

【負荷】
他の3製品 >> DC02 > Jam+

え、あ…はい。予想通りです。DC02はコストパフォーマンス(実売6000円くらいだった)を考えるとバケモノ製品ですが、Apogee兄さんやRME・Antelopeという巨人たちと戦うアレではないということで…今はDC05という製品が現行のようです。iBassoシリーズの出来の良さを知っているから、気にならないと言えば嘘になります。

というわけで、憧れのApogee製品、発売から年数が経っているからこそ円建てならまだまだ以前のお値段で買えるので、おすすめです。でもやっぱり最新製品のBOOMも気になる!!!


(15:03)

2021年08月23日

こんばんは、わーくです。

ロックオンさんのキャンペーンで無料で頂いた良音質プラグイン「KROTOS Simple Concept」です。
simpleconcept2
が、わーくの環境では不思議な挙動をします。とにかく、CPUを食うのです。

Mac mini 2018(Mojave)で、CUBASE 10.5 Proで使っています。

simpleconcept1
CUBASEを起動しただけの状態。96kHz 32bitのプロジェクトです。48kHz 24bitでも試しましたが、似たようなもんです。

で、Simple Conceptを1トラックだけ立ち上げるとですね・・・

simpleconcept4
こうなるw

シングルティンバーのシンプルなソフトシンセ1つで200%以上CPUを食うとかw

CUBASEのオーディオパフォーマンスメーターは、
simpleconcept3
真っ赤っか!バッファサイズ128でこの始末です。ためしに512、2048も試してみましたが、多少改善するもののメーター半分以上触れっぱなし。どう考えても異常事態です。

オーディオインターフェースのドライバの問題かと思いましたが、Antelope AudioのDiscrete 4 Synergy CoreとRMEのFIREFACE UFX IIで試しても似たような状態でした。もちろんというか、発音中もプチプチノイズが入ります。天下のRMEの鉄板ドライバーでも動きが変だとしたら、もはやMac本体かプラグインかのどちらかの問題な気がしてきます・・・

ちなみに、サブ機のMacBook Proでは、CPU負荷は高いものの、音は正常。ただ変なことに、MacBookのほうは、無音時はCPU使用率が300%くらいなのに、発音をすると150%くらいに負荷が下がるという・・・謎過ぎる挙動w

さらに言うとですね、Windows機で試してみたら、Simple Conceptを数トラック立ち上げても誤差程度しかCPU負荷が上がりませんでした。こちら5年前のCore i7なのに・・・。Windowsは優秀だ(笑)

こんな状況、うちの環境だけでしょうかね?Mac miniのT2チップが悪さしてるのかな?とりあえずメーカーにはサポートメールを打ってみるつもりです。いい音するシンセだから、ちゃんと使えるようにしたいですもの・・・。

(02:54)

2021年02月14日

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vこんばんは、わーくです。

以前、DTMにかかる電気代の話という話を書きました。今日はその続きです。

FURMANのM-8x AR Jという「常に100Vの電圧を提供するクリーン電源」を導入しましたが、こいつ「そのもの」がどの程度電気を食うのかを、新しい測定器で測っていなかったので、チェックしてみました。

チェックには、「つないですぐ消費電力がわかる」近代型エコワット、「節電エコチェッカー ET30D」を使用しました。昔のエコワットは接続後に数時間経たないと消費電力がわからなかったのですが、これはその瞬間の消費電力や機器の使用時間、積算消費電力、電気代までわかってしまう面白い品です。
安いし、思わず色々な家電製品の消費電力を測りたくなってしまう(自分だけ?

M-8xARJ
これです。電源ONの後、接続機器に通電するまで数秒かかります。丁寧な作りです。

結果はこちら。↓
M-8xARJ-watt
8W!?以前エコワットで測定した時に比べて、だいぶエコだということがわかりました。これなら5時間使ってちょうど1円なので、1日中つけっぱなしにしていても4~5円程度です。意外とエコだな、M-8x AR J!!

ちなみに、この後RME Fireface UFX IIの電源を投入し、CUBASEで曲を再生してみたところ、消費電力は27Wと表示されていました。RME Fireface UFX IIの消費電力は、使用中でも18W程度ということになります。お前、高性能なくせにエコとか、どうなってんのよ…地球とクリエイターに優しいオーディオインターフェース…最強すぎる。

それは置いといて、次に測ってみたのはコスパ抜群のeGPU用BOX「AKiTiO Node」に、ASRock製グラフィックボード(RADEON RX570 4GB)を組み込んだ「DTMおすすめeGPUセット」です。何がおススメかというと、Mojaveの入ったMac mini 2018で動作させることができるeGPUの中で、コストと性能のバランスが最高だからです。これに4K液晶2枚を接続していますが、安定運用できています。

RADEON RX570は新品で安く手に入らないので、ヤフオクや中古品を狙うとよいかもしれません。4GBないと4K@60Hz×2枚の駆動は苦しい気がします。

なぜかMacだとCUBASEを起動してちょっと再生させただけで、GPUの使用率が100%に張り付くトンデモ現象が起きてしまいます。もしかしてGPUフル稼働ってことは、300Wとか食ってるんじゃないの?と思ったので測定してみました。

まずはGPUフル稼働状態。4K@60Hzを2画面とも表示させて、それぞれの画面にプロジェクトウィンドウやコンソールウィンドウ、プラグインのGUIなどを表示させて曲を再生させ、メーターやら画面スクロールやらでGPUを忙しくしてみます。

GPU-usage-full
天井張り付きwwwひどいww

気になるこの時の消費電力は!?
full-usage-watt
83Wでした!

電気食いのRX570フル稼働でもこの程度。1時間で2円くらいです。このおかげでCPUに全力で音響処理を任せられるのなら、許容範囲な気がします。

ここからは、段階的に負荷を落としてみます。4K液晶を1枚だけ動かし、CUBASEでソングデータを再生している状態です。

GPU-usage-half
それだけでGPU稼働率が60%超えるの、やっぱりおかしくね?

で、この時の消費電力はこちら!
usase-half-watt
66Wです!稼働率が下がると、消費電力もちゃんと下がるんですね。えらいぞRADEON!(何が

最後に、GPUを接続したものの、CUBASEを終了させて、Macのデスクトップを表示しているだけの状態です。アクティビティモニタは動いていますが、それはほぼノーカンのようです。
GPU-usage-less
ね、1%も振れてないでしょ?

で、このときの消費電量はというと…
usage-less-watt
52W…AkiTiO Node+ほぼ仕事してないRX570でも、結構電気を食うのね…

ということは、フル稼働でも30Wちょっとしか消費電力が変わらないことになりますね。フル稼働が1~2時間続いても、改造済みのAkiTiO Nodeから発するファンノイズは大したこともなく、このeGPUボックスの筐体そのものの良さが感じられます。

というわけで、わーくがダラダラと長時間かけて制作をしても、大して地球にダメージを与えないことがわかりました。安心して制作に打ち込めるというものです。毎度こんなオチですが、果たして次の曲はいつできるのでしょうか…。


(10:00)

2020年12月30日

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<2024.7.29追記>
下記のDC-M3204は現在Amazonでは売られておらず、4Kだと27インチのAstexの液晶ディスプレイが最安値でした。

こんばんは、わーくです。

ViewSonicの液晶(VX3211-4K-mhd)が反応に30秒くらいかかって使いづらい…と思い続けてはや半年。とうとう良い液晶ディスプレイに出会えました。

アグレクションという会社のDC-M3204Kという31.5インチの液晶ディスプレイです。DEEDって書いてあるので、DEEDがメーカー名かと思ったら違いました。アウトレットショップで新品が3万円+税くらいで売ってるのを、マイナポイントのクーポンを駆使して3万円くらいで買ってきました。

DC-M3204K-001
で、このDC-M3204K、ネットに情報が一切見つからないw

こんなに情報が見つからないものは初めてです。が、スペックを見るとVX3211-4K-MHDよりは少し良いということと、リモコン付きということで操作しやすそうなので、買ってしまいました。

で、実際使ってみて、完全に「買って良かった」です。まず、反応が速い!今までずっと拝むことができなかった、Macの起動中のリンゴマークを拝むことができました(笑)そして、操作ボタンが画面下にあるので、今までのものより格段に操作しやすいです。さらに、このリモコン。
DC-M3204K-005
入力切り替えがリモコンでできます!ピクチャモードの変更やメニューからの微調整もリモコンでできるので、これまでの使いづらい背面ボタンとはオサラバです。

DC-M3204K-003
メニュー画面はこんな感じ。一般的な調整項目は備えています。

DC-M3204K-004
ちょw箱に書いてないけどHDRに加えてFreeSyncにも対応してる!!!

DC-M3204K-002
背面の端子はこの通り。USB端子からは0.5Aまでの電源を供給してくれるそうです。DisplayPort端子があるところにTVではなくPC用ディスプレイらしさを感じます。

DC-M3204K-006
画面もとても綺麗です。視野角も結構広く、1mほど離れて操作するには十分な画質です。ラッキーなことに常時点灯ドット、ドット欠けゼロでした。

スリープからの復帰も10秒もかからず、ボタン操作の反応も良いです。背面にVESA規格のネジ穴もしっかりありましたし、ネジ穴も画面の中央付近にあり、モニターアームとの相性も抜群です。DTM用途にはぴったりの液晶ディスプレイと出会えて良かった!これでストレスなく作品作りに没頭できそうです。

ただ1点、難点がありまして、HDMIの入力信号に対してややシビアです。HDMI端子1はHDMI2.0、端子2はHDMI1.4に対応しているのですが、端子1に4K60Hzの信号を入れようとしたところ、カラーノイズが出たり、画面がついたり消えたりしてしまいました。ただ、HDMIのセレクターを挟むとノイズが出てしまうのですが、HDMIケーブル1本でMac miniとディスプレイを繋ぐと、ちゃんと4K60Hzで安定表示できます。セレクターを挟んでも、4K30Hzなら安定動作するので、外部電源が必要な高級セレクターに変えるか、ガマンして30Hzで運用するかで迷っています。

(2021年1月26日追記
セレクターは998円のバスパワー、スイッチ切り替え式のもので、HDMIケーブルを8K対応ケーブルに変えたら4K60Hz表示が安定しました。詳しくは4K 60Hz表示への遠い道で。)

※Macで60Hzで動作しているか確認したり、確実に60Hz動作させるためにはDisplay Menuなどのフリーソフト(250円課金でPro化可能)などを入れるとよいと思います。


ちなみに、同じく検索にひっかからないディスプレイとして、Chrome Cast付きで売られている格安4KディスプレイにDC-M324Kっていうのがあるのですが、こいつは多分ダメです。何せ中身がViewSonic のVX3211-4K-mhdと同じようで(店頭で確認)、反応が悪かったり、本家ViewSonicと違って3年保証でもありません。

オマケで、DC-M3204Kの製品仕様を載せておきます。買おうと思っている方は、参考にどうぞ!

【液晶パネル】
パネルタイプ…TFT31.5インチ VA液晶
画素ピッチ…0.181×0.181mm
表示領域…698.4×392.85mm
最大輝度…350cd/平方メートル
コントラスト…3000:1
アスペクト比…16:9
応答速度…4ms
視野角…水平178° 垂直178°
表示色…1.073G(8bits)
最大表示解像度…3840×2160/60Hz

【入出力端子】
HDMI端子×2(HDMI1:2.0 HDMI2:1.4)
DP端子 1.2×1
ヘッドフォン端子×1
USB電源出力端子×1(最大0.5A)
スピーカー出力:2W+2W(ステレオ)

【電源】
消費電力 最大60W スタンバイ時0.5W
入力電源 100V 50/60Hz 1.5A

【付属品】
スタンド×1
スタンドベース×1
取り付けねじ×9
ACアダプター×1
電源接続コード×1
DPケーブル×1
リモコン×1
単4乾電池(動作確認テスト用)×2
取扱説明書兼保証書×1

サイズ(スタンド含む)約725(W)×515(H)×219(D)mm 6.8kg
サイズ(スタンド含まない)約725(W)×429(H)×56(D)mm 5.9kg

対応壁掛け金具(市販別売)VESA100×100 取り付けねじM4×12


(01:17)

2020年06月26日

こんばんは、わーくです。

突然ですが、USBメモリって突然死にませんか?(爆)いや、わーく自身はHDDやSSD、SDカードのクラッシュの類からは幸いなことに無縁なのですが、知り合いが年に2~3人くらいの割合で、必ずフラッシュメモリやHDDを壊すんです。そういった方々からよく相談されるのですが、そのほとんどが、「USBに挿したらフォーマットしますか、って聞かれるんだけど、直りますか?」というもの。皆さん困って頼ってくれてるのですから、何とかしてあげたいと思うものの、上手くいかないことも多いので、複雑な思いで請け負うのです。

昔から色々試したがる性格なので、復元ソフトの類はいくつか所有しているのですが、その中でもダントツの復元率のソフトがあり、それをとうとう購入したので宣伝したいと思います(笑)

その名も「EaseUS Data Recovery Wizard」。イーザス・データ・リカバリー・ウィザード。長くて覚えづらい・・・ずっとイージアスだと思ってたし・・・。今はバージョン13なので結構昔からあるソフトだと思いますが、わーくが使い始めたのは5年くらい前からです。フリー版でも500MBとか2GBとか復元可能なので、ほかのソフトで試してもダメな時に、最後に試すソフトとして使ってきました。

easus-data-recovery-wizard-fukugen
国内だとイーフロンティアの取扱でパッケージ版が買えます。パッケージ版は2種類あって、1ライセンスの青っぽいやつと、Windows/Macに両対応する2ライセンス版の白っぽいやつ(写真)です。このパッケージ版が、ダウンロード版と比べてもコスパ最強なのは後で書きますね。

で、これがどのくらい強力なのかと言うと・・・これまで使っていたファイナルデータ11と比べた時の話です。

先日、友人の8GBのSDが突然読めなくなり、パーティションが存在せずフォーマットしかできない状態になってしまいました。デジカメで使っていたもので、ほぼ満杯になっていたものでした。ファイナルデータ11でフルでセクタスキャンをして救出できたデータがたった119枚(約300MB)だったのに対し、EaseUS Data Recovery Wizardでは2000枚以上+動画数本(7.1GB)が復元できたのです!いやマジすごいって!!

さらに、体験版(500MBしか救出できないやつ)を以前使った時の経験なのですが、「本体を起動する度に初期状態に復元してしまう企業用PC」で、うっかりデスクトップに大切なデータを置いたままシャットダウンしてしまい、友人に泣き付かれたことがありました。この、専用ソフトでワイプされてしまったデータ(ExcelやWordの報告書や計算書)も、復元できたこともありました。ファイル名は変わってしまっていましたが、作成者がログインIDの拡張子docxやxlsxのファイルとTMPファイルがセットで見つかり、復元したところ事なきを得ました。この時は焼肉おごってもらったので、体験版なのに美味しい思いをさせて頂きました(笑)でもダメじゃん、その専用ソフト・・・企業のデータ守れてないwww

自分は、USBメモリのデータをDELキーでさっくり消してしまうタイプなので、何度も復元ソフトにはお世話になっています(残念な頭ですね)。まあこの程度なら、ファイナルデータさんで一瞬で戻せるのですが・・・パーティションが吹き飛んだHDDや、何かの拍子にFATがお亡くなりになったSDからデータを確実に戻せるのは、経験上EaseUSさんだけです。試行錯誤しないで良いから時間の節約にもなりますし。

ちなみにわーくが試したことのある復元ソフトですが、ファイナルデータ8、11の他、サンディスクのSDに付属していたソフト、フリーの「復元」(今はシェアになってしまいましたが、これもとても優秀でお世話になりました)等です。これらと比べても、EaseUSの復元率は異常です。

ただ、このEaseUS Data Recovery Wizardですが、WEBから買おうとするとサブスク扱いになっていて、1年間いくら、みたいな売り方に見えます。いくら性能が良くても、さすがに1年に12000円も出せないよ、と思ってしまいます。

しかし!!!

なぜかイーフロンティアから発売されているパッケージ版は「永久ライセンス版」として売られているのです。アップグレードも無料。うそ・・・そんなうまい話あるはずないでしょ、と思いました。発売も数年前だし。どうせ最新版のWindowsや、MacOSじゃ動かないんでしょ、と。

しかし、それは良い意味で裏切られました。パッケージ版を購入して、PINコードを入力して、イーフロンティアからもらったシリアルナンバーで、最新版の13.3がインストールできてしまいました。なんだこれ・・・公式サイトでDL版を買うと1年11900円とか書いてあるのに、Amazonで売ってるパッケージ版を買うと、8000円以下でずっと使えるのかよ・・・しかもパッケージ版(白いほう)はMacOSのライセンスもついてくるとか、二重で意味不明・・・。

というわけで。

データが消えたり、復元ソフトのお世話になる機会が多かったりする方(誰だ)にオススメなソリューションは「EaseUS Data Recovery Wizardのパッケージ版を買って、最新版のインストーラーでシリアル番号を登録する」です。もし、万一、1年経って「更新したかったらお金払ってね」と言われても、最悪CD-ROMに収録してあるバージョンはいつでも使用可能なので、何とかなりますし。NTFSとFATさえ扱えれば、身の回りで起きる90%の問題には対処できるでしょーし。その時最新のMacのデータが㌧だ時は・・・合掌するしかないかもですけどね。

Mac版を選ぶと、2ライセンス版が買えます(2020年6月24日購入済)。700円程度の差額で2ライセンス版が買えるなら、Win/Mac両刀使いのわーくは、迷わずこちらでした。

余談ですが、この2ライセンス(Windows/Mac)版は、10000円分の復元業者クーポンがついてくるので、国家レベルのデータを復旧させる際にはさらにお得です!そんなシチュエーション、考えただけで胃が痛いですね。。。

何はともあれ、普段からバックアップするクセをつけるのが最良かつ最安の方法ですね。

2021年5月 追記
公式サイトへのリンクを追加します。フリー版(2GBまで復旧可)もありますね。公式ストアからのPro版の買い切りには税込19,690円かかるようです。



(20:00)