HDMI
2021年08月28日
こんばんは、わーくです。
わーくの環境では1000円くらいのHDMIセレクターを使って、Macの画面をCPU内蔵のグラフィック(iGPU)から出すか、eGPUから出すかをボタンひとつで選べるようにしてあります。
普段ネットやその他の作業をするときはiGPUでお手軽&節電環境で、DTMをするときにはeGPUを入れてフルパワーで、と切り替えております。
で、時々このHDMIセレクターを切り忘れて(そしてeGPUを付けっぱなしにしていて)、Mac miniの電源を入れてしまい、画面が真っ白になって強制電源断しかできない、という状況になってしまっていました。もしそのショックでSSDが㌧だら・・・とか考えると、冷や汁が止まりません。
なんと!実はそんな時も、実はMacはハングアップしていない、ということに気付きました。画面が真っ白なだけで、ちゃんとOSは動いています。というか、「デスクトップ画面(GUI)結局どこから出力すればええの?」ってところで止まっているようで、他のプロセスは絶賛お仕事中のようです。
「画面が真っ白になってしまったら、HDMIセレクターを切り替えてMac miniとディスプレイをHDMI接続した状態にして、eGPUの電源を切る。」
これで、何事も無かったように普通にHDMI経由でデスクトップが表示されることに気付きました。OSからの警告メッセージもなし。今までMac miniの電源を長押しして終了するしかなかったのが、本体や外付けのSSDを危険にさらすことなく使い続けることができるようになりました。
Mojave環境でのeGPUの運用は少し面倒でしたが、この解決法が見つかったので少し敷居が低くなりました。
しかし、「これひょっとしてeGPUの接続解除もできるんじゃね?」と調子に乗って”メニューバーアイコンからのeGPU接続解除”を試したら、案の定Mac miniが強制再起動しました…やはりeGPUを一度ONにしたからには、シャットダウンするまでは接続解除はできないのね。残念!
Mac miniでゴリゴリにDTMをする際にほぼ必須であろうeGPU。画面描画をeGPUに任せることで、CPUの能力をほぼプラグインの処理のために割くことができるようになります。というより、Mac mini 2018にHDMIで4K60Hzのディスプレイを繋ごうものなら、10トラック程度のスタンダードMIDIファイル(SMF)をSoundCanvas VAで鳴らすことすらできないくらい、画面描画にリソースをもってかれてしまうくらい非力(※)なのです。
Mac mini 2018の初期OSであるMojaveではアプリごとにeGPUを優先使用する・しないを切り替えたりと高度な機能に対応しているのですが、なんと「eGPUを繋いだままだとMacがちゃんと起動しない」という馬鹿みたいな問題を抱えています。ですから、Mac miniの電源をON→eGPUをON→Mac miniのHDMIをOFF、の順番で操作しないと、GUI描画をeGPUに全て任せるようにできません。電源つける順番気にしなきゃいけないとか昭和かよ!と突っ込んでしまうのは、昭和生まれのサガです。
わーくの環境では1000円くらいのHDMIセレクターを使って、Macの画面をCPU内蔵のグラフィック(iGPU)から出すか、eGPUから出すかをボタンひとつで選べるようにしてあります。
普段ネットやその他の作業をするときはiGPUでお手軽&節電環境で、DTMをするときにはeGPUを入れてフルパワーで、と切り替えております。
で、時々このHDMIセレクターを切り忘れて(そしてeGPUを付けっぱなしにしていて)、Mac miniの電源を入れてしまい、画面が真っ白になって強制電源断しかできない、という状況になってしまっていました。もしそのショックでSSDが㌧だら・・・とか考えると、冷や汁が止まりません。
なんと!実はそんな時も、実はMacはハングアップしていない、ということに気付きました。画面が真っ白なだけで、ちゃんとOSは動いています。というか、「デスクトップ画面(GUI)結局どこから出力すればええの?」ってところで止まっているようで、他のプロセスは絶賛お仕事中のようです。
そこで!これまでは電源長押しでブチ切りしていましたが!!
「画面が真っ白になってしまったら、HDMIセレクターを切り替えてMac miniとディスプレイをHDMI接続した状態にして、eGPUの電源を切る。」
これで、何事も無かったように普通にHDMI経由でデスクトップが表示されることに気付きました。OSからの警告メッセージもなし。今までMac miniの電源を長押しして終了するしかなかったのが、本体や外付けのSSDを危険にさらすことなく使い続けることができるようになりました。
Mojave環境でのeGPUの運用は少し面倒でしたが、この解決法が見つかったので少し敷居が低くなりました。
しかし、「これひょっとしてeGPUの接続解除もできるんじゃね?」と調子に乗って”メニューバーアイコンからのeGPU接続解除”を試したら、案の定Mac miniが強制再起動しました…やはりeGPUを一度ONにしたからには、シャットダウンするまでは接続解除はできないのね。残念!
※Core i7 3.2GHz + 32GBメモリの2018年版Mac miniの最上位モデル+RME Fireface UFX II(バッファ64サンプル)でも、背面HDMIから4Kモニターに繋いだ状態(iGPU使用)で曲を再生すると、フェーダーやプロジェクトウィンドウの描画だけでCPUが悲鳴を上げて、再生音にプチプチノイズが乗りまくります。再生速度が遅くなるくらい酷いノイズです。CUBASEのミキサーやプロジェクト画面を表示させないようにするとiGPUでもノイズが乗らなくなるので、iGPUがノイズの犯人であることは間違いありません。どんなに高速なCPUでも、iGPUである限り下位モデルと似たような現象が起きるようなので技術的には興味深い現象です。
(18:44)
2021年02月07日
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こんばんは、わーくです。
DTMerなのに曲も作らずにゲームやったりMacいじったりと制作が進まず、世のDTMerの底辺として細々と生きております(青息吐息
それはそうと、PSP(PSP-2000、PSP-3000)をTVに接続するために、ハイパーキンのケーブルを買いました。評判が良いので、実際に使ってみてレビューを書いてみようと思った次第です。
はじめはD端子のついている中古のTVをPSP専用にしてやろう、と5000円くらいで購入したですが、例によってメルカリでトラブられました。すげえよメルカリ、トラブル遭遇率30%超えてるぜ。で、それなら今あるディスプレイをそのまま利用できるケーブルを買おう、と決断した次第です。
変換ケーブルに4,650円(※)は悩みましたが、メルカリのトラブルのおかげで決心がつきました。ありがとう、メルカリ。ありがとう、高評価の出品者の方。(高評価の方相手でも取引が最後まで行かないんだなぁ、と本気で驚いた。) ※価格は購入当時のもので、変動します。
はい、届きました。注文から1日。Amazonは裏切らない。(konozamaになったことがない民)
で、使ってみた結果ですが
画質・・・★★★☆☆
使い勝手・・・★★★★☆
遅延・・・★★★★☆
ていう印象です。漠然としすぎて伝わらないですねこれじゃ。
では、主観のみで形成されたレビューを開始します。苦情やツッコミは受け付けません。豆腐メンタルなんで勘弁してください。
画質について
まず画質ですが、ズームにしてもしなくても、「ボヤっと感」は否めません。そりゃPSP画質をフルHDまで引き延ばしてるんだから、仕方ないと思います。実用の範囲内です。
ただ、個体差かもしれませんが、「画面が暗い」です。PSPに表示されている程度の明るさでプレイするには、テレビ(REGZA)のバックライトを100(最強)、黒レベルを50(最強)まで上げるといい感じになります。ホントにいい感じ!ただ、そのままPS4とかSwitchとかに切り替えちゃうと画面の黒部分が灰色がかってしまうので、いちいちREGZAの画面設定を呼び出すのは面倒だと感じました。仕方ないからやりますけど。
ここで注意点ですが、PSPの電源を電源アダプターから給電しながらHYPERKINのケーブルを使うと、テレビ画面のノイズが乗ります。その昔、ファミコンやPCエンジンをRF端子を使って接続していたころによく見た、あの手のノイズです。D4接続、Dって書いてあるからデジタルかと思いきや、思いっきりアナログデータなので、電源アダプターを使うと、D端子に出力している情報にノイズが乗り、それをHYPERKINの変換部分でノイズごとHDMI信号に変換して送ってしまうので、TV表示も荒れてしまいます。バッテリーでプレイするか、給電しながらプレイする時はモバイルバッテリーを利用しましょう。(モバイルバッテリーならノイズが乗らないのを確認済みです。)
使い勝手について
テレビを買い足さなくて本当に良かった…うちはHDMIセレクターがセルフパワータイプなので、HDMIからの給電だけで、HYPERKINの変換ケーブルを十分に動作させることができました。もし電源が足りなくても、Micro USBケーブルがついてきてるので、別途モバイルバッテリーか電源アダプタ(1A)を用意すれば大丈夫です。ケーブルがやたら長く感じるのですが、TVから離れてプレイしたい方はむしろありがたいのでは、と思います。
遅延について
ここが気になる方も多いのでは、と思います。最初に言ってしまうと、遅延はあります。ただ、耐えられないほどではない、という感じです。体感で20msくらい?ズームをONにすると若干遅延が増えて30msくらい?変わってないかも?くらいな感じです。シューティングも問題なくプレイできます。ゲームがクリアできないのをこの遅延のせいにするくらいなら、もっと判断早くしてウデマエを上げよう、と思える程度です。グラディウスポータブルと、パロディウスポータブル、沙羅曼蛇ポータブル、ツインビーポータブルが大画面でできる!!という思いのほうが強くて、遅延は無視できるレベルです!(個人の感想です)
さいごに
総合的に見て、4,650円の価値があるかと言われれば、わーく的には「あり」です。グラディウス、ツインビー、パロディウス、XEXEXを大画面でストレスなく遊べると考えれば、この値段は完全にありでしょう。遅延もゲームモードありのディスプレイなら、体感で1/50秒程度ですし、弾幕の中でも判断が速ければ避けられなくもないです。まあ、ヘタなんで操作ミスで死ぬんですけどね。。。
注意は、PSP本体は2000番と3000番にしか対応していないこと、PSP本体の画面ボタンをすっごく長押ししないといけないことです。市販の安いケーブルでも、メニュー画面は出力できますが、ゲーム画面がちゃんと出てくるのはD端子のケーブルか、このHYPERKINのケーブルのような変換機能をもっているやつくらいです。Amazonのレビューでは、熱で壊れることもあると書いてあるので、暖かい季節には排熱も気にしたほうがいいかもですね。間違っても購入時のビニールを付けたままプレイなんてしないようにしましょう!
(18:35)
2020年12月30日
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<2024.7.29追記>
下記のDC-M3204は現在Amazonでは売られておらず、4Kだと27インチのAstexの液晶ディスプレイが最安値でした。
こんばんは、わーくです。
ViewSonicの液晶(VX3211-4K-mhd)が反応に30秒くらいかかって使いづらい…と思い続けてはや半年。とうとう良い液晶ディスプレイに出会えました。
アグレクションという会社のDC-M3204Kという31.5インチの液晶ディスプレイです。DEEDって書いてあるので、DEEDがメーカー名かと思ったら違いました。アウトレットショップで新品が3万円+税くらいで売ってるのを、マイナポイントのクーポンを駆使して3万円くらいで買ってきました。
で、このDC-M3204K、ネットに情報が一切見つからないw
こんなに情報が見つからないものは初めてです。が、スペックを見るとVX3211-4K-MHDよりは少し良いということと、リモコン付きということで操作しやすそうなので、買ってしまいました。
で、実際使ってみて、完全に「買って良かった」です。まず、反応が速い!今までずっと拝むことができなかった、Macの起動中のリンゴマークを拝むことができました(笑)そして、操作ボタンが画面下にあるので、今までのものより格段に操作しやすいです。さらに、このリモコン。
背面の端子はこの通り。USB端子からは0.5Aまでの電源を供給してくれるそうです。DisplayPort端子があるところにTVではなくPC用ディスプレイらしさを感じます。
スリープからの復帰も10秒もかからず、ボタン操作の反応も良いです。背面にVESA規格のネジ穴もしっかりありましたし、ネジ穴も画面の中央付近にあり、モニターアームとの相性も抜群です。DTM用途にはぴったりの液晶ディスプレイと出会えて良かった!これでストレスなく作品作りに没頭できそうです。
ただ1点、難点がありまして、HDMIの入力信号に対してややシビアです。HDMI端子1はHDMI2.0、端子2はHDMI1.4に対応しているのですが、端子1に4K60Hzの信号を入れようとしたところ、カラーノイズが出たり、画面がついたり消えたりしてしまいました。ただ、HDMIのセレクターを挟むとノイズが出てしまうのですが、HDMIケーブル1本でMac miniとディスプレイを繋ぐと、ちゃんと4K60Hzで安定表示できます。セレクターを挟んでも、4K30Hzなら安定動作するので、外部電源が必要な高級セレクターに変えるか、ガマンして30Hzで運用するかで迷っています。
(2021年1月26日追記
セレクターは998円のバスパワー、スイッチ切り替え式のもので、HDMIケーブルを8K対応ケーブルに変えたら4K60Hz表示が安定しました。詳しくは4K 60Hz表示への遠い道で。)
※Macで60Hzで動作しているか確認したり、確実に60Hz動作させるためにはDisplay Menuなどのフリーソフト(250円課金でPro化可能)などを入れるとよいと思います。
ちなみに、同じく検索にひっかからないディスプレイとして、Chrome Cast付きで売られている格安4KディスプレイにDC-M324Kっていうのがあるのですが、こいつは多分ダメです。何せ中身がViewSonic のVX3211-4K-mhdと同じようで(店頭で確認)、反応が悪かったり、本家ViewSonicと違って3年保証でもありません。
オマケで、DC-M3204Kの製品仕様を載せておきます。買おうと思っている方は、参考にどうぞ!
【液晶パネル】
パネルタイプ…TFT31.5インチ VA液晶
画素ピッチ…0.181×0.181mm
表示領域…698.4×392.85mm
最大輝度…350cd/平方メートル
コントラスト…3000:1
アスペクト比…16:9
応答速度…4ms
視野角…水平178° 垂直178°
表示色…1.073G(8bits)
最大表示解像度…3840×2160/60Hz
【入出力端子】
HDMI端子×2(HDMI1:2.0 HDMI2:1.4)
DP端子 1.2×1
ヘッドフォン端子×1
USB電源出力端子×1(最大0.5A)
スピーカー出力:2W+2W(ステレオ)
【電源】
消費電力 最大60W スタンバイ時0.5W
入力電源 100V 50/60Hz 1.5A
【付属品】
スタンド×1
スタンドベース×1
取り付けねじ×9
ACアダプター×1
電源接続コード×1
DPケーブル×1
リモコン×1
単4乾電池(動作確認テスト用)×2
取扱説明書兼保証書×1
サイズ(スタンド含む)約725(W)×515(H)×219(D)mm 6.8kg
サイズ(スタンド含まない)約725(W)×429(H)×56(D)mm 5.9kg
対応壁掛け金具(市販別売)VESA100×100 取り付けねじM4×12
(01:17)
2020年06月29日
こんばんは、わーくです。
最近、身の回りの品を入れ替えたり整理したりしているせいで、なし崩し的にブログのネタが増えていきます。今日は、カーナビで音楽サブスク環境を安価に構築する方法について試しました。
<今回使ったもの>
・Fire TV Stick・シガーソケットからUSB電源を取り出す変換コネクタ
・Wi-Fiルーター
・格安SIM
・クルマ
・カーナビ(HDMI入力のついてるやつ)
さて、Amazonプライムに加入していると、Prime Musicで音楽を無料で聞くことができます。これを、クルマで移動中にも享受できないか・・・と試してみました。
わーくのカーナビは2017年式サイバーナビ(AVIC-CL901シリーズ)で、HDMI入力があるので、ここにFire TV Stickを接続します。電源はシガーコンセントから変換したUSB端子を使用。そして、Fire TVを、モバイルルーターにWi-Fi接続します。モバイルルーターには、ロケットモバイルのSIMを挿しておきます。Fire TVのOSを最新版(5.2でした)に更新して、Prime Musicアプリを立ち上げて、ハイできあがり!
こうすることで、月300円の通信料金だけで、Prime Music音楽聴き放題の環境が出来上がりました!Wi-Fiルーターと、Fire TV Stickは再利用したから実質ゼロ円ってことで!!(
Wi-Fiルーターは3~4台試して、ネットギアのが動作や速度の安定性で一番良い印象です。シガーソケットにはずっと繋ぎっぱなしにするので、一応有名メーカーのものを選んで使いました。車が燃えたら笑えないですもんね・・・。
通信は、ロケットモバイルという格安SIMを使っています。ロケットモバイルは月300円で使い放題(通信容量無制限!)なものの、通信速度は常時200kbpsという低速回線です。IoTをターゲットとしているので、そういうものなのです。そんな速度で大丈夫か?曲聞けるの?とお思いになる方も多いでしょう。結論から言えば、問題無いです。
音源は128kbpsなのか192kbpsなのか、わーくの耳では判別がつきませんが、都市部を30分くらい運転している間は、安定して通信し、十分に使える音質で途切れることなく楽しむことができました。十分合格レベル!しかもPrime Musicアプリは、歌詞も表示されるので、ドライブしながらの一人カラオケが捗りまくりです。・・・あ、でも運転中に液晶画面を注視してはいけませんよ!歌詞は、助手席に乗っている時とか、信号待ちの時ね!!(
あと、Spotifyアプリも入れてみました。まだ試してませんが、おそらく同等の働きをしてくれると思いますが、後日試してみたいと思います。(今日はプレミアムプランのアカウント情報を忘れてしまい、試せませんでした。。。)
ちなみに、わーくのFire TV Stickは5年くらい前に買った古いモデルですので、最新版のFire TV Stickなら、より快適に動作すると思います。旧型は少しUIがもたつくのです・・・でも古いわりにはよく動いていて不満はないです。このFire TVにYouTubeなどのアプリを入れておくと、カーナビでYouTubeの動画を楽しむこともできました。これも運転中には観ちゃだめだけどね!!
ただし、当然200kbsでは動画は再生不可能なので、この時だけスマホのテザリングに繋がるようにしておく必要があると思います。Fire TVはそのへんも賢くて、Wi-Fiの設定を、テザリング→Wi-Fiルーターの順で行っておくと、車のエンジンを始動させたときに、まずテザリング先のスマホを探しに行き、見つからない時は自動的に第2候補のWi-Fiルーターに接続されます。Wi-Fiルーターは常にシガーソケットのUSB電源に繋いでおけば、エンジン始動と共に立ち上がり、通信後しばらく経つとOFFになり、運転中は必要に応じて充電し続ける、という超賢い動作をするので、「YouTubeを使ったり、アプリの更新をしたい時だけスマホのテザリングをONにした状態でエンジン始動」というルーチンを守れば、何も接続したり設定したりしないで使い続けることができます。なんだこの車。
さらに!Google Home miniを車に乗せておいて、Wi-Fiルーターに接続しておくと、ニュースを読ませたり、天気を聞いたり、自宅の家電リモコンを操作したりもできてしまいます。なんなんだこの車。。
さらにさらに!Wi-Fiルーターですから、遅くてもよければ出先でインターネット環境にも困りません。LINEやTwitterくらいなら普通に使えますし、実験したらFaceTime(AppleのTV電話アプリです)も綺麗な音声+コマ送り動画くらいで使えました。すげえな200kbps!!侮れない!!!
余談ですが、このサイバーナビ、ND-DC2というSIMが挿されているUSB機器を使うと、渋滞情報とか天気予報とか、地図の更新なんかも利用できます。こいつが3年で25,000円というボッタクリ設定。しかも遅い。。地図の更新なんてSDとかスマホ経由じゃないと使い物にならないという。このボッタクリ通信ユニットの代わりに、ロケットモバイル+Wi-Fiルーターが使えるので導入したのがそもそもの始まりでした。低速無制限Wi-Fiルーターを入れることで、「ナビのフル機能を引き出す+出先でサブスク音楽聴き放題+Google homeも使える+Wi-Fiルーターとして当然使える」という一粒で四度美味しい状態を手に入れることができました。表現が古いのは、おっさんだからです。すみません。
さらに!Google Home miniを車に乗せておいて、Wi-Fiルーターに接続しておくと、ニュースを読ませたり、天気を聞いたり、自宅の家電リモコンを操作したりもできてしまいます。なんなんだこの車。。
さらにさらに!Wi-Fiルーターですから、遅くてもよければ出先でインターネット環境にも困りません。LINEやTwitterくらいなら普通に使えますし、実験したらFaceTime(AppleのTV電話アプリです)も綺麗な音声+コマ送り動画くらいで使えました。すげえな200kbps!!侮れない!!!
余談ですが、このサイバーナビ、ND-DC2というSIMが挿されているUSB機器を使うと、渋滞情報とか天気予報とか、地図の更新なんかも利用できます。こいつが3年で25,000円というボッタクリ設定。しかも遅い。。地図の更新なんてSDとかスマホ経由じゃないと使い物にならないという。このボッタクリ通信ユニットの代わりに、ロケットモバイル+Wi-Fiルーターが使えるので導入したのがそもそもの始まりでした。低速無制限Wi-Fiルーターを入れることで、「ナビのフル機能を引き出す+出先でサブスク音楽聴き放題+Google homeも使える+Wi-Fiルーターとして当然使える」という一粒で四度美味しい状態を手に入れることができました。表現が古いのは、おっさんだからです。すみません。
最近は車を使う人自体減ってきているので、どれだけ必要としている人がいるか書いていて疑問でしたが、自分でやっていて面白かったので書き残しておきます。走るWi-Fi。音楽聴き放題。移動中なのにOK Google?未来キタわー!
↓月300円+税で低速だけど使い放題のロケットモバイル、招待コードを使うと紹介者・被紹介者「お互いに」200ポイントずつもらえるので、コピペしてお使いください。
https://rokemoba.com
(19:00)
2020年06月15日
こんばんは、わーくです。
前回、Mac mini 2018+eGPUこそ真のDTMer向けMacだ【接続編】なんて記事を書いちゃって、「真のDTMer向けMacって、i9入ってるMBPじゃね…?」となっているわーくです。でも一度大風呂敷を広げてしまったので、ちゃんと畳むまで責任をもって書きたいと思います。
とにかく、112,800円+税で6コア8th i7が選べるMac miniが、eGPUを付けるだけでパフォーマンスが数倍になるというのが面白いわけです。数倍と言っても、ピークが数倍になるわけではなく、ちょっと残念な表現ですが「音がプチプチ言って使い物にならなくなる」ボーダーがものすごく上がるということです。「i7で10万超えるとか既に高くね?」と思った方、Macにコスパを求めるとお腹が痛くなるのでやめましょう。
しかし、eGPU(RADEON RX570 4GB)に接続し、全ての画像処理をeGPUに任せた状態だと、Avengerを8トラックまで増やし、バッファを32にしても全然プチプチいわないのです。すごい!トラック数が倍以上で、バッファ1/6なのにちゃんと動くとかどんだけよ!
…あれ?でもよく聞くと小さくプチプチ聞こえるかも…CPUメーター振り切ってるし、プチプチ言ってないわけないですよねw「全然プチプチいわない」はちょっと盛りすぎでしたか。
でもですね、今までと全然違うのは、CPU負荷が100%になっても「再生が止まる」「音が途切れる」ことは一切無い、ということです。CPUメーターが突然スパイクして止まることが無くなりました。高負荷時の粘りが違うというか。。曲作りの序盤で「もうCPUが悲鳴上げるの?早すぎだろ!」ということが無くなりそうです。まあ選んだプリセットによってAvengerの1個あたりの負荷が違うので一概に今までの3倍以上使えるぜ!とは言えませんが、少なくとも2倍くらいボトムアップされていると言えるのではないでしょうか。
前回、Mac mini 2018+eGPUこそ真のDTMer向けMacだ【接続編】なんて記事を書いちゃって、「真のDTMer向けMacって、i9入ってるMBPじゃね…?」となっているわーくです。でも一度大風呂敷を広げてしまったので、ちゃんと畳むまで責任をもって書きたいと思います。
とにかく、112,800円+税で6コア8th i7が選べるMac miniが、eGPUを付けるだけでパフォーマンスが数倍になるというのが面白いわけです。数倍と言っても、ピークが数倍になるわけではなく、ちょっと残念な表現ですが「音がプチプチ言って使い物にならなくなる」ボーダーがものすごく上がるということです。「i7で10万超えるとか既に高くね?」と思った方、Macにコスパを求めるとお腹が痛くなるのでやめましょう。
さて、どのくらいiGPU→eGPUでパフォーマンスが上がったのか。具体例で言うと、iGPU(Intel UHD Graphics 630)のみの時は、バッファ192に設定して、VPS Avengerを3トラック立ち上げただけで、時々CPUが振り切ってしまっていました。その瞬間、音も途切れます。ホントにi7入ってんのか!?とツッコみたくなるくらい悲しいですね。AvengerはUIが派手に動くのので、GPUへの負担も大きいのも起因していると思います。
iGPUの使用率が高く、CUBASEのCPUメーターが半分くらいなのに、突然CPUメーターがスパイクして音が途切れます。
しかし、eGPU(RADEON RX570 4GB)に接続し、全ての画像処理をeGPUに任せた状態だと、Avengerを8トラックまで増やし、バッファを32にしても全然プチプチいわないのです。すごい!トラック数が倍以上で、バッファ1/6なのにちゃんと動くとかどんだけよ!
…あれ?でもよく聞くと小さくプチプチ聞こえるかも…CPUメーター振り切ってるし、プチプチ言ってないわけないですよねw「全然プチプチいわない」はちょっと盛りすぎでしたか。
でもですね、今までと全然違うのは、CPU負荷が100%になっても「再生が止まる」「音が途切れる」ことは一切無い、ということです。CPUメーターが突然スパイクして止まることが無くなりました。高負荷時の粘りが違うというか。。曲作りの序盤で「もうCPUが悲鳴上げるの?早すぎだろ!」ということが無くなりそうです。まあ選んだプリセットによってAvengerの1個あたりの負荷が違うので一概に今までの3倍以上使えるぜ!とは言えませんが、少なくとも2倍くらいボトムアップされていると言えるのではないでしょうか。
そして、発音数が増えることも嬉しいですが、UIをたくさん表示させていても大丈夫なのがポイント。最近のプラグインのUIはカッコいいものが多いですから、値を設定した後も無駄にUIを表示させておいて悦に浸るという楽しみ方がしたい向きにとっては、eGPUは必須であると言えるでしょう!!今まではプラグインのUI全部閉じないと再生すらできないプロジェクトとかありましたから…。
ところで、Geekbench Browserによると、RADEON RX570は、iGPUと比較してMetalのスコアで8倍以上の処理能力をもつわけです。要するに画面描画全般において8倍高性能なんです。しかし、CUBASEの使用中はGPU使用率はほぼ100%に張り付いたままです。どんだけ重いんだよ!
ということは、GPUの描画のうち、いくらかはGPUが「ギブアップ」して描画されないわけです。UIの滑らかな表示がほんの少しガタつくのはこのためでしょう。以前Catalina+RX5700で実験したときは、GPUの使用率は50%ちょっとだったので、CatalinaのドライバーでRDNAアーキテクチャのグラボを動かすなら、おそらく100%取りこぼし無しで画面描画できることになります。
じゃあそのために、3万円くらいするeGPUケースに、さらに3万円近く出して最新のグラボを入れ、さらにCatalinaにする必要があるのか?私は「そんな必要は無い」と思います。あくまで音の処理をCPUに頑張ってもらうためのeGPUなので、完璧にDAWとかプラグインの画面表示を60fpsでこなしてもらう必要はないわけです。雰囲気でいいの雰囲気でwいくらかGPUの処理がオーバーフローしても、実害はゼロなので、GPUメーターが100%に張り付いていても気にしないのです。そのために、画面描画を外部GPUに丸投げしちゃってるんですから!
というわけで、Mac miniの「トップレーサー兼ハードワーカー。」な実力を100%引き出すために、eGPUを導入するのは個人的には「超おススメ」です。DTM用途なら、1万円そこそこのGPUで十分に使えます。HDCP保護されたiTunesやストリーミングサービスのコンテンツをeGPU経由で楽しむ予定が無ければ、消費電力が低く安価なRX560を選択するのもありでしょう。(とはいえ570や580も、チップの電力管理が賢いので、電気代や熱に悩まされることもないと思います。)4万円ちょっとの追加出費は痛い(正直激痛)ですが、それ以上のパフォーマンスアップが期待できます。
余談ですが、iGPUのみでCUBASEを使っている時に、eGPUの電源を入れると、CUBASEの画像処理は引き続きiGPUが行い、ほかの描画をeGPUが行うという状態になります。さらにMac miniのHDMI接続を切断すると、わざわざCUBASEの描画をiGPUにさせて、それをeGPU経由でディスプレイに送るというスーパー無駄な処理をさせる環境が出来上がります(笑)この、MacのiGPUで処理した映像を別のGPUのアウトプットから出力するって処理、重たいんだろうなあ…興味深い現象でした。
最後に。appleさんお願いです。DTMer向けに、Mac miniのカスタマイズにショボショボでいいのでdGPUを加えてください…+1万とかでRADEON 5300M 4GBくらいのやつ…たぶん4Kシングルディススプレイならそれで十分のはず…熱問題があるならMac miniの本体を1cmくらい厚くしていいので排熱対策をしてください…お願いしますm(_ _)m
(20:00)
2020年06月14日
こんばんは、わーくです。
タイトルで煽ってすみません。でも、ホントにこれなんです。Mac miniを2018年末のPayPay祭りで購入以来、様々な不具合に見舞われ、挙句の果てに2020年モデルが格安で発売し、何度Windows環境で曲作りする知人を羨みここまで来たことか…それも今日までです。
黒いMac miniは、eGPUを使うことでそのDTM性能を100%引き出せる!!
というのも、Mac mini 2018の内蔵グラフィックIntel UHD Graphics 630は、4K 60fpsをオンボードでこなすなかなか「できるヤツ」なのですが、DAWのミキサーやプラグインの画像処理などをしながらソフトシンセやエフェクト処理をフルパワーでこなすには力不足。画面をスクロールさせるとシンセがプチプチいったり、再生が止まったりする、ということが起こるのです。DAW(うちの場合はCUBASE)のCPUメーターがあまり振り切ってない時も、すぐCPUオーバーロードのメッセージが出るし。最大限にCPUパワーを引き出すために、プロジェクト画面の後ろに出てるプラグインのUIを全部閉じるとかしないといけない。それでもミキサーやプロジェクトウィンドウのスクロールにCPU処理をある程度もってかれてしまうのです。いや、ある程度じゃないです。iGPUはMacだとCPUにメチャクチャ負荷かかります。
わーくのMac miniは、Core i7仕様でなので、それまで使っていたMacbook Proより数十パーセント処理能力があるはず。それにも関わらず、Macbook Proで再生できていたプロジェクトが満足に再生できなくなってしまっている、ということから色々調べました。
今回用意したのは、
・eGPUボックス(AKiTiO Node)
・ビデオカード(ASRock Radeon RX 570 4GB)
・HDMIセレクター(2in 1out仕様)
しかし、Mac mini 2018(Mojave)にeGPUを接続して使うにはいろいろと茨の道がありまして、Poralis世代かVEGA 56 or 64のチップじゃないと動かないとか、PoralisでもグラボのBIOSと相性問題が出るとか出ないとか、eGPUに接続した画面にはアップルマークのブート画面は出ないとか、Catalinaからは出るようになったとか、HDMI端子にダミープラグぶっこんでおかないと安定して動かないとか、HDMIから砂嵐が出るとか、そもそもHDMIに何か刺さってるとMac miniがiGPUも働かせちゃうからCPUがDAWの仕事に集中しないとかチップの熱も出ちゃうだとか。。完全にMな人向けの仕様てんこ盛りなのです。電力や労力を節約しながら最大限の効果を、とこだわっていたら、無駄にPCの知識が増えてしまったんだぜ。完全に行動様式がドザで自作erですな。(わーくは人生の半分以上、ドザかつ自作erです。)
さらに。MojaveでeGPUを使うのは茨 of the 茨の道。Catalinaだとド安定なハードウェア構成でも、Mojaveだとすんなりと動かない…ということが多発するのです。目指したのは、下記の条件。
・ケーブルの抜き差しをしないで済む
・普段は無音のMac miniのみで運用したい
・DTMをする時には画面描画にeGPUの力を借りたい
・eGPU使用中はiGPUをOFFにしてCPUを音の処理に集中させたい
そして、DTMを始める時には、まずeGPUの電源をONにして認識させ、その後にHDMIセレクターを「何も繋がっていない」方に切り替えます。この時、2in1outで接続しておくのがポイントで、inを何も繋がっていない側に切り替えることで、「HDMIケーブルがMacに接続されていない」状態にすることができ、結果iGPUが使われなくなります。アクティビティモニタでIntel UHD Graphics 630のほうのグラフが全く振れなくなるので多分そうだと信じたいです。ディスプレイはHDMIから信号が来なくなるので、自動的にDisplayPort入力に切り替わり、全ての画像処理がeGPUに渡されることになります。
ただ1つ問題がありまして、この後iGPUを右上のメニューから切り離そうとすると、100%強制終了→再起動となってしまいます。これはMojaveのバグだそうで、回避するにはeGPUを使用後にiGPUのみに戻すには一度Macの電源を落とすしかないようです。
それと、eGPU使用中にMac miniをスリープした場合、AkiTiO Nodeがいったん沈黙→画面は暗いまま突然復帰→数秒でまた沈黙…という謎のステップを経てスリープします。その後、一応復帰はできるのですが、時々復帰することができない場合もあるので、作業中にスリープして席を離れる時は、DAWのプロジェクトを保存しておくことを忘れないようにしてください。とりあえず現在はeGPU接続でスリープを常用しながら運用できるか実験中です。
ちなみに、ViewSonicの4K液晶、コスパ抜群ですが、入力信号が来てから画面を表示するのにやたら(10秒とか)時間がかかるのと、信号の許容レンジが狭いのか、時々スリープ復帰後に画面が表示されないことがあるので、知っておくと気が楽です。さらに、HDMIセレクターですが、なぜ入力1ではなく2のほうに繋いでいるのかというと、切り替えボタンONで1、OFFで2なので、1に繋ぐと接触が悪いのか表示が不安定なことがあるからです。やっぱり安いのには理由があるのね。でも、使い方で十分カバーできるので、良い買い物でした。
タイトルで煽ってすみません。でも、ホントにこれなんです。Mac miniを2018年末のPayPay祭りで購入以来、様々な不具合に見舞われ、挙句の果てに2020年モデルが格安で発売し、何度Windows環境で曲作りする知人を羨みここまで来たことか…それも今日までです。
黒いMac miniは、eGPUを使うことでそのDTM性能を100%引き出せる!!
というのも、Mac mini 2018の内蔵グラフィックIntel UHD Graphics 630は、4K 60fpsをオンボードでこなすなかなか「できるヤツ」なのですが、DAWのミキサーやプラグインの画像処理などをしながらソフトシンセやエフェクト処理をフルパワーでこなすには力不足。画面をスクロールさせるとシンセがプチプチいったり、再生が止まったりする、ということが起こるのです。DAW(うちの場合はCUBASE)のCPUメーターがあまり振り切ってない時も、すぐCPUオーバーロードのメッセージが出るし。最大限にCPUパワーを引き出すために、プロジェクト画面の後ろに出てるプラグインのUIを全部閉じるとかしないといけない。それでもミキサーやプロジェクトウィンドウのスクロールにCPU処理をある程度もってかれてしまうのです。いや、ある程度じゃないです。iGPUはMacだとCPUにメチャクチャ負荷かかります。
わーくのMac miniは、Core i7仕様でなので、それまで使っていたMacbook Proより数十パーセント処理能力があるはず。それにも関わらず、Macbook Proで再生できていたプロジェクトが満足に再生できなくなってしまっている、ということから色々調べました。
今回用意したのは、
・eGPUボックス(AKiTiO Node)
・ビデオカード(ASRock Radeon RX 570 4GB)
・HDMIセレクター(2in 1out仕様)
AKiTiO Nodeのほうは、とにかく「安い」から。ポイント換算すると2万円台で購入できることもあります。(購入後、昨年末に旧モデルのB級品が1万くらいで出てるの知った時はゲロ吐きそうになりましたが、そんなこと言ってたら何も買えぬ。)ビデオカードは、AppleとNVidiaの仲が悪いのか知りませんがAMDのグラボしかサポートされていないので仕方なくRadeon。買えるなら格安の470あたりが狙い目です。DTM目的なら消費電力が低いRX560が良いですが、著作権保護されている動画が再生できないらしいので一応NGです。あと、わーくはオーディオインターフェースとプラグインの関係でMojaveを使い続けているので、最新のRX5700や5500は使えません。それと、MacのeGPUに適しているRADEON RX470チップは、ビットコインマイニングに適していたらしく、大量にヤフオクに中古品が流れています。しかしそいつらはまさに死ぬほど酷使されてきた中古品なので、安定運用を目指すなら避けるのが吉。というわけで、新品のRX570を購入しました。動作報告がないのでドキドキでしたが、ASRockの4GBのもので結果オーライでした。普通に静かだし!
(ちなみに手元にあったMSIのRX570 8G OCモデルでも動きました。ただ、4K描画するだけなら8GBは必要なく、さらに言うとRX5700くらいないと結局フレーム落ちするので4GBで十分です。フレーム落ちしても、DTM用途で言うと全然問題ありません。メーターやプラグインの描画が一瞬カクつくくらいで、音の処理には影響ゼロです。この辺はこの後【負荷編】で書きます。)
しかし、Mac mini 2018(Mojave)にeGPUを接続して使うにはいろいろと茨の道がありまして、Poralis世代かVEGA 56 or 64のチップじゃないと動かないとか、PoralisでもグラボのBIOSと相性問題が出るとか出ないとか、eGPUに接続した画面にはアップルマークのブート画面は出ないとか、Catalinaからは出るようになったとか、HDMI端子にダミープラグぶっこんでおかないと安定して動かないとか、HDMIから砂嵐が出るとか、そもそもHDMIに何か刺さってるとMac miniがiGPUも働かせちゃうからCPUがDAWの仕事に集中しないとかチップの熱も出ちゃうだとか。。完全にMな人向けの仕様てんこ盛りなのです。電力や労力を節約しながら最大限の効果を、とこだわっていたら、無駄にPCの知識が増えてしまったんだぜ。完全に行動様式がドザで自作erですな。(わーくは人生の半分以上、ドザかつ自作erです。)
さらに。MojaveでeGPUを使うのは茨 of the 茨の道。Catalinaだとド安定なハードウェア構成でも、Mojaveだとすんなりと動かない…ということが多発するのです。目指したのは、下記の条件。
・ケーブルの抜き差しをしないで済む
・普段は無音のMac miniのみで運用したい
・DTMをする時には画面描画にeGPUの力を借りたい
・eGPU使用中はiGPUをOFFにしてCPUを音の処理に集中させたい
で、結果、下記のように接続することで満足する結果になりました。
まず、Macの起動時はHDMIセレクターをMac側ONにして、eGPUケースは電源OFFにしておきます。そうすると、4K液晶にHDMI接続で4K60fpsで画面が送られてきます。
そして、DTMを始める時には、まずeGPUの電源をONにして認識させ、その後にHDMIセレクターを「何も繋がっていない」方に切り替えます。この時、2in1outで接続しておくのがポイントで、inを何も繋がっていない側に切り替えることで、「HDMIケーブルがMacに接続されていない」状態にすることができ、結果iGPUが使われなくなります。アクティビティモニタでIntel UHD Graphics 630のほうのグラフが全く振れなくなるので多分そうだと信じたいです。ディスプレイはHDMIから信号が来なくなるので、自動的にDisplayPort入力に切り替わり、全ての画像処理がeGPUに渡されることになります。
ただ1つ問題がありまして、この後iGPUを右上のメニューから切り離そうとすると、100%強制終了→再起動となってしまいます。これはMojaveのバグだそうで、回避するにはeGPUを使用後にiGPUのみに戻すには一度Macの電源を落とすしかないようです。
それと、eGPU使用中にMac miniをスリープした場合、AkiTiO Nodeがいったん沈黙→画面は暗いまま突然復帰→数秒でまた沈黙…という謎のステップを経てスリープします。その後、一応復帰はできるのですが、時々復帰することができない場合もあるので、作業中にスリープして席を離れる時は、DAWのプロジェクトを保存しておくことを忘れないようにしてください。とりあえず現在はeGPU接続でスリープを常用しながら運用できるか実験中です。
ちなみに、ViewSonicの4K液晶、コスパ抜群ですが、入力信号が来てから画面を表示するのにやたら(10秒とか)時間がかかるのと、信号の許容レンジが狭いのか、時々スリープ復帰後に画面が表示されないことがあるので、知っておくと気が楽です。さらに、HDMIセレクターですが、なぜ入力1ではなく2のほうに繋いでいるのかというと、切り替えボタンONで1、OFFで2なので、1に繋ぐと接触が悪いのか表示が不安定なことがあるからです。やっぱり安いのには理由があるのね。でも、使い方で十分カバーできるので、良い買い物でした。
今回の件を解決するにあたって、INFORNOGRAPHYさんで勉強させて頂きました。不可解な動きの理由の一端が理解できたような気がします。貴重な情報を分かりやすくまとめていただき、お世話になりました。
(17:51)