自作

2020年11月15日

こんばんは、わーくです。

先日、RME Fireface UFX IIを個人輸入で購入したところ、付属の電源ケーブルが英国仕様だったので、良いインターフェースには良い電源ケーブルを!と思い立って電源ケーブルを自作しました。

結論から言うと、音が劇的に変わりました。色々な意味で!

電源ケーブルはお値段がピンキリで、あまり高いものは買えないな、と思っていたところ、鈴木Daichi秀行先生が「Viborg Audioの電源プラグと、BELDENのケーブルがオススメ」という内容をツイートされていたので、渡りに舟!とばかりに導入してみました。

そう、素直にオススメをそのまま買えば良かったのですが…純銅プラグに金メッキを施したものが数百円差で売っていたのです。「金メッキのほうが良いに違いない!」と思い込んで少し高いこちらを買ったのですが…失敗でした。音は変わったものの、何故か低音が強くなり、聞こえてくる音のバランスが崩れてしまったのです。

気を取り直して、今度こそ、とツイート通りのものを買いました。


BELDEN 19364 3芯電源ケーブル 切り売りです。

Viborgの電源プラグは、コンセント側とインレット側がセットで3500円なので、純銅プラグとしてはものすごくお買い得です。電源ケーブルは1m単位の切り売りですが、今回は30cmのケーブルを作るので、1mだけ買って、自分でカッターで切断しました。

VIborgaudio-vf-501
こちらが実際に届いたViborg Auioのプラグ。

BELDEN19364
BELDEN 19364は3芯ケーブル+ドレイン線が入っています。ドレイン線はコンセント側をアースと接続して、インレット側は切断してどこにも接続しないんだそうです。そうすると、銅箔シールドをアースに落とすことができ、ノイズ低減に貢献するんだそうで。

ケーブル作りに使った工具は、カッターとニッパー、そしてプラスドライバーだけです。ニッパーは緩衝線(ケーブルに入ってる麻紐みたいなやつ)を切り落とす時にあると便利でした。何とかなるもんです。力を入れすぎると、すぐ皮膜を傷つけてやり直しになっちゃいますけど…

IMG_1431
緑の線はアース線のマークのところへ。青い線はL(Live)、茶色の線はN(Neutral)の線として使いました。Live=Hot、Neutral=Coldみたいなものらしいです。一般的には茶色がLiveらしいですが、線のレイアウトがその並びじゃなかったので、気にせず接続!

IMG_1432
線の断面の拡大図です。黒い皮膜のすぐ内側にある5本くらいの細い線がドレイン線ですね。青の線も、茶色の線も、銅線の線数が同じに見えるので、LとNの色が逆でも問題無いでしょう。

そして、とうとう出来上がりました!

viborg-belden-power-cable

30cmの自作電源ケーブルです。レギュレーターとUFX IIは2U分くらいしか離れていないので、この長さで十分ですし、短いと線がごちゃごちゃしないし、ノイズも少ないので良いことだらけです。

そしてこの電源ケーブルに交換して試聴してみました。






おお!!


良くなったーー!!!

依然Babyface Pro FSとFireface UFX IIをヘッドフォンで聞き比べをしたときは、Babyface Pro FSの圧勝だったのですが、電源ケーブル交換後は同じくらいの解像度の高さで聞こえてくるようになりました。重なってる音の輪郭が聞き分けやすくなったので、間違いなく音は変わっています。電源ケーブルで音って変わるんだなぁ。。

今回、4000円ちょっとで良質な電源ケーブルができることが分かりました。まだケーブルが余っているので、次回はプラグだけ買えば良いので少しだけ安く作れそうです。最初に作った個性の強いケーブルは、ハードウェアシンセの電源ケーブルとして音作りの一貫として活躍してもらおうと思います!


(01:19)