2018年08月20日
5年前に大枚はたいて買ったMacBook Proさんですが、最近はちょっと無理をさせるだけでCPUファンがブン回り、曲作りの最後のほうではフリーズトラック連発でようやく書き出しまで辿り着くという状態になってました。
さらに、Windowsから「MacのUIカッコイイ」という理由だけでMac版Cubaseの環境という茨の道を歩み始めた時、過去の遺産をたくさん捨ててしまった思い出もありました。32bit版のプラグイン達がいくつ墓場行きになったことか。
それらをいっぺんに解決するスーパーなソリューションがVienna
Emsemble
Proというわけです。昔CUBASEでやった(今もできるらしいが)複数マシンでの負荷分散処理を、イーサネット環境で実現するというシロモノ。購入すると、3つライセンスがついてくるので、3台のMacやPCで同時に使えます。その分のeLisencerも買わなきゃだけど。
で、これを使うと、Windowsでしか使えないプラグインをネットワーク越しにMacから使えたり、処理がいっぱいいっぱいになっちゃった時に、エフェクト処理を他のマシンに任せたり、クソ重いVSTiを別のマシンで立ち上げたり、ということが出来るわけです。
1年以上前に買ったものの、使いこなす時間も気力も無かったのですが、ここぞとばかりに気合いを入れて試してみました。日曜日の深夜に追い込まれてやるところに計画性の無さを感ぜざるを得ませんね。
で、感想は
めっちゃ使える
…当たり前すね。プロの皆さんも超活用しているソフトなんですから。とにかく何が嬉しかったのかというと、
- Windowsの古き良きプラグインが使えるようになった(ProteusVXとかHypersonicとか)
- 余らせてたWaves 8版のPlatinum Bundleが(32bitだけど)分散処理できた
- Neutronの処理をWindowsに丸投げできた(本命)
- 上記の処理をおこなったものを実時間かかるけどミックスダウン処理できた
とりあえず目的は完全に達成されました!買って良かった!って遅えよ!!もっと早く気づけ!
ちなみに今回試すにあたって、Waves
V10のSSLプラグインを買ったまま忘れていたこと、それをアクティベーションしようと思ったらHyper-Vの仮想スイッチのせいでうまくいかなかったこと、それらを全部消して入れ直したらちゃんと認証できたことを書き加えておきます。棚からぼた餅。ていうか、単純に若年性健忘症です。もう若年じゃ無いけど。
しかし、32トラックNeutron+SSL通して処理できるなんてなんて贅沢な環境なんだ…CUBASEも内部処理64bitでMIXの音が良くなったし、内部完結で完パケまでもっていってもいいんじゃないか、と思う今日この頃でした。
そして、月曜の朝が来ます。さようなら。
(03:13)