2020年12月
2020年12月30日
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<2024.7.29追記>
下記のDC-M3204は現在Amazonでは売られておらず、4Kだと27インチのAstexの液晶ディスプレイが最安値でした。
こんばんは、わーくです。
ViewSonicの液晶(VX3211-4K-mhd)が反応に30秒くらいかかって使いづらい…と思い続けてはや半年。とうとう良い液晶ディスプレイに出会えました。
アグレクションという会社のDC-M3204Kという31.5インチの液晶ディスプレイです。DEEDって書いてあるので、DEEDがメーカー名かと思ったら違いました。アウトレットショップで新品が3万円+税くらいで売ってるのを、マイナポイントのクーポンを駆使して3万円くらいで買ってきました。
で、このDC-M3204K、ネットに情報が一切見つからないw
こんなに情報が見つからないものは初めてです。が、スペックを見るとVX3211-4K-MHDよりは少し良いということと、リモコン付きということで操作しやすそうなので、買ってしまいました。
で、実際使ってみて、完全に「買って良かった」です。まず、反応が速い!今までずっと拝むことができなかった、Macの起動中のリンゴマークを拝むことができました(笑)そして、操作ボタンが画面下にあるので、今までのものより格段に操作しやすいです。さらに、このリモコン。
背面の端子はこの通り。USB端子からは0.5Aまでの電源を供給してくれるそうです。DisplayPort端子があるところにTVではなくPC用ディスプレイらしさを感じます。
スリープからの復帰も10秒もかからず、ボタン操作の反応も良いです。背面にVESA規格のネジ穴もしっかりありましたし、ネジ穴も画面の中央付近にあり、モニターアームとの相性も抜群です。DTM用途にはぴったりの液晶ディスプレイと出会えて良かった!これでストレスなく作品作りに没頭できそうです。
ただ1点、難点がありまして、HDMIの入力信号に対してややシビアです。HDMI端子1はHDMI2.0、端子2はHDMI1.4に対応しているのですが、端子1に4K60Hzの信号を入れようとしたところ、カラーノイズが出たり、画面がついたり消えたりしてしまいました。ただ、HDMIのセレクターを挟むとノイズが出てしまうのですが、HDMIケーブル1本でMac miniとディスプレイを繋ぐと、ちゃんと4K60Hzで安定表示できます。セレクターを挟んでも、4K30Hzなら安定動作するので、外部電源が必要な高級セレクターに変えるか、ガマンして30Hzで運用するかで迷っています。
(2021年1月26日追記
セレクターは998円のバスパワー、スイッチ切り替え式のもので、HDMIケーブルを8K対応ケーブルに変えたら4K60Hz表示が安定しました。詳しくは4K 60Hz表示への遠い道で。)
※Macで60Hzで動作しているか確認したり、確実に60Hz動作させるためにはDisplay Menuなどのフリーソフト(250円課金でPro化可能)などを入れるとよいと思います。
ちなみに、同じく検索にひっかからないディスプレイとして、Chrome Cast付きで売られている格安4KディスプレイにDC-M324Kっていうのがあるのですが、こいつは多分ダメです。何せ中身がViewSonic のVX3211-4K-mhdと同じようで(店頭で確認)、反応が悪かったり、本家ViewSonicと違って3年保証でもありません。
オマケで、DC-M3204Kの製品仕様を載せておきます。買おうと思っている方は、参考にどうぞ!
【液晶パネル】
パネルタイプ…TFT31.5インチ VA液晶
画素ピッチ…0.181×0.181mm
表示領域…698.4×392.85mm
最大輝度…350cd/平方メートル
コントラスト…3000:1
アスペクト比…16:9
応答速度…4ms
視野角…水平178° 垂直178°
表示色…1.073G(8bits)
最大表示解像度…3840×2160/60Hz
【入出力端子】
HDMI端子×2(HDMI1:2.0 HDMI2:1.4)
DP端子 1.2×1
ヘッドフォン端子×1
USB電源出力端子×1(最大0.5A)
スピーカー出力:2W+2W(ステレオ)
【電源】
消費電力 最大60W スタンバイ時0.5W
入力電源 100V 50/60Hz 1.5A
【付属品】
スタンド×1
スタンドベース×1
取り付けねじ×9
ACアダプター×1
電源接続コード×1
DPケーブル×1
リモコン×1
単4乾電池(動作確認テスト用)×2
取扱説明書兼保証書×1
サイズ(スタンド含む)約725(W)×515(H)×219(D)mm 6.8kg
サイズ(スタンド含まない)約725(W)×429(H)×56(D)mm 5.9kg
対応壁掛け金具(市販別売)VESA100×100 取り付けねじM4×12
(01:17)
2020年12月21日
こんばんは、わーくです。
2年くらい前に買って、ちゃんと使いこなせてなかったVienna Ensemble Pro 6(VEP6)です。いつの間に7が発売してしまい悔しい…と思いかけたのですが、7はライセンスが1つになってしまった(6までは3台分ライセンスがついてきた!)のと、32bit版プラグインを読み込むことができなくなってしまった(6の途中まではできた)ので、7は我が家には完璧にいらない子です。事実ですが酷い言い様だ…
さて、わーくのMacbook ProはLate2013モデルで、Intel製CPUなのでBootcampが使用できます。セキュリティ上の理由でWindows10 64bit版を入れていますが、VEP6のアプリは32bit版を入れてあるので、32bitのプラグインも呼び出すことができるようになっております。もちろん64bit版のVEP6も入れてあるので、負荷が高いソフトシンセ(VPS AVENGERとか)を鳴らすこともできます。
今までの曲作りの中で、CPUリソースでそこまで切羽詰まったことはないけど、ちゃんと使いこなせればVEPは超便利です。便利っていうか、単純に面白い。Macユーザーなのに、Windowsの、しかもかなり古いプラグインまで、最新の環境で動かすことができるんですよ!
例えば、今わーくがVEP6(32bit版)に読み込ませているのは、reFX Vanguard
- reFX Slayer 2
- reFX Quadra SID
- reFX Claw
- reFX Beast
- E-MU(Creative) Proteus VX
- Steinberg Hypersonic
- Cakewalk z3ta+
これら32bitプラグインを読み込む32bit版サーバーと、64bitプラグインを読み込む64bit版サーバーは、同時に立ち上げて、ホストDAWに呼び出したクライアントVSTi(64bit版)から使えてしまうのです。クライアントが64bit版でも、32bit/64bit両方のサーバーを選んで利用できる…ああなんて素晴らしいのでしょうwソフトシンセを同時に使いたかったら、10個でも20個でもクライアントを立ち上げればOKです。
さらにさらに!!サーバー側に結構負荷をかけた状態でもしっかり動作してくれます。わーくの環境では、普通にGigabit EthernetでNetgearの普通のハブを介して接続していますが、MacのMIDIキーボードを弾いて、WindowsのVEPが発音して、戻ってきてMacのオーディオインターフェースで鳴るまでバッファ2の設定で10msくらいです。凄くないですか?LANの向こう側で立ち上がってるシンセを、普通にリアルタイム演奏できるレベルなんですよ!!その時に立ち上げていたのは、軽量なソフトシンセ10個くらいと、かなり重いと評判のVPS Avengerのインスタンスを4個。これでWindows側のCPU負荷は10%程度。7年前のCore i7で、ここまで動作するなんて…
というわけで、久しぶりに楽しく機材をいじれた日曜日でした。ああ、月曜日なんて来なければいいのに…(もう来ている)
追伸
reFXのシンセって、デフォルトで音デカすぎ。
(01:40)
こんばんは、わーくです。
自分の制作環境はMac OS Mojave + CUBASEなのですが、過去の資産を生かしたい(というか単に遊びたい)ので、Vienna Ensemble Pro 6を利用してWindows10(Macbook ProのBoot camp上)にも環境を構築してあります。
で、今回起きてしまった問題は、余らせていたWaves Platinum V8のライセンスを32bit版VEP6で使おうとしてインストールしてみたところ、OSがお亡くなりになったというものです。所謂BSOD(Blue Screen Of Death)です。こんな致命的な失敗久しぶりだわ…
で、色々調べてみたところ、Interlok(iLok)の古いドライバーが悪さしていることが分かりました。同じような事例で困っている方も見つかりました。
この方の場合はWindows 10 version 2004で起こってしまったようですが、自分の20H2でも同じ状況です。こりゃ改善が期待できないパターンですね…。別環境にインストールしたV8のPluginフォルダと、WaveshellフォルダをMacbook Proのほうに持ってきて認識させようとしても、Interlokドライバまわりの警告が出て使えませんでした。南無阿弥陀仏。
というわけで、Waves V8を使うことをスッパリと諦めました。
かろうじてインストールできた32bit版のOzone 8 Elementsを使うことにして、Windows(VEP6サーバー)の環境構築に一段落をつけることにしました。EQとコンプのちょっと良いやつを使いたかったのでこれで十分です。Ozone 8のレイテンシーによってはまた考え直さないといけませんが。。。
(01:27)
2020年12月06日
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こんばんは、わーくです。
はじめに ~電気代はケチりたい~
12月になって鍵盤を弾く手がかじかむ季節になってきました。寒くなってきたので、暖房を出したのですが、いつも冬場の電気代がアホみたいに高くなってしまうので、電気代がいくらくらいかかるのだろうか?と調べてみました。
前提条件
わーくの自宅スタジオ(と勝手に読んでいるただの部屋)は、6畳+α程度の広さです。木造の角部屋で、暴走族が近くを通ると「うるせぇ…」と感じる程度の壁の厚さです(冬はよく冷え、夏は良く温まる自然を感じる部屋)。
わーくの部屋で使える暖房器具は次の3つ
- ダイキン8畳用エアコン AN22FKS-W(100V 2.2kW 2005年製造)
- TEKNOS 小型電気ストーブ ES-K600(600W)
- KOTEC 平型電気あんか CYH602-P(60W)
測定に使用したのはET30Dというエコチェッカー。現在の消費電力だけではなく、1時間あたり・これまでの累積電力や電気料金なども出してくれる優れものです。ていうか単純にコレ楽しい。
そして、意外な測定結果が…
安物エアコンの消費電力
わーくの部屋のエアコンは、「知っているメーカーの中で、とにかく安いものを」ということで15年前に購入したもので、当時本体価格5万円くらいだったと思います。5万円程度のエアコン、いわゆる格安のエアコンは、200Vではなく100V動作で、内部もローコストで設計されており、上位機種に比べて消費電力(電気代)が高いはずなのですが、それでもこの結果です。28度の強火力(笑)でも、この程度。もちろん室温が上がると300W以下まで消費電力が下がります。ていうか1時間つけっぱなしにしておいて室温は19度まで上がりましたが、1時間の電気代の積算料金は5.3円です。エアコンの暖房は高いと決めつけてたけど、意外と安いなお前…。
小型電気ストーブの消費電力
エアコンと比べて一見低いように見えますが、この人は「つけてる間ずっと、この消費電力」です。1時間あたりの積算料金は17円。しかもスポットでしか温まらないという…電気ストーブ自体は2000円以下と安価でしたが、ランニングコスト(1日4時間×30日)が月2000円を超え、たった1ヶ月で本体料金を上回ります。高い。
電気あんかの消費電力
ちなみに、電気あんかはメーカーで電気代を公表しています。温度設定「中」で使って、1時間あたりの積算料金は0.1円、1日4時間使っても1ヶ月の電気代は12円です。繰り返します。「1ヶ月で12円」です。神か?
結論
というわけで、わーくの今年の暖房計画は
- 部屋はエアコンで温める(21度~25度くらいの設定)
- 足元が寒いので電気あんか併用
これでひと冬乗り切ります!
蛇足 床暖房の電気代
オマケですが、床暖房を導入したらもっと安いの?と思って調べてみたので簡単に載せておきます。例えば12畳程度のリビングに電気式床暖房(電熱線利用)を設置した場合、だいたい定格消費電力で1500W程度になるようです。(Three S Techno社の床暖房「床暖だん」を設置した場合)足元から暖かいのは最高ですが、これなら30万円くらい出してややオーバースペックなエアコンを買ったほうが長期的に安く済むかもしれません。エアコンの方がスマートホームに対応させやすいですし。
とりあえず、わーくの中では「15年使っても壊れない、安いわりに電気代も高くない」ダイキン社の株が急上昇しました!すごいぞダイキン!!
(17:09)