2020年05月

2020年05月25日

せっかくなのでグラボの挿し方でベンチマークの値がどれだけ変化するのか確認してみました。うちのマザーボードは、ASUSのZ270F Gamingというやつで、PCI-Express 3.0スロットが3つありますが、2つを同時使用すると、速いほうも16x動作→8x動作になるという制限があります。大枚はたいて買ったRX5700が、PCI-Express 3.0 x16を十分生かし切ってる様子を「ほほぅ」と観察するために実験してみました。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
設定は「高品質、1920×1080、全画面表示」です。

その1 RX470 (スロット1にRX470、2にRX5700、だからx8動作のはず)
スコア3482「普通」
所感
すぐにRX470のファンが高速回転、RX5500はファン停止のまま。ちゃんと負荷がかかってる方のファンだけ回るのは、当たり前とはいえ面白い。ちゃんと動いてるんだなぁ、って感じ。

その2 RX470 (スロット1にRX470のみ、だからx16動作のはず)
スコア3524「普通」
所感
スループット全然関係ないやん。。。

その3 RX5700(スロット1にRX5700、2にRX470、だからx8動作のはず)
スコア6587「快適」
所感
よーしよしよし。いい仕事してんなー。コスパはアレだけど。

その4 RX5700(スロット1にRX5700のみ、だからx16動作のはず)
スコア6588「快適」
所感
スループット全然関(略

そうスか・・・RX5700くらいではPCI-Express 3.0のフルスペックを使い切るどころか、別スロットと半分こしても問題ないのか・・・助かったやら安心したやら微妙な気持ちですわ。まあ、RadieonとFFXVベンチは処理内容の関係で数値が伸びにくい(逆に言うとGeForceが強い)ので、輪を掛けて効果を感じづらいのかもしれません。
まあこの数値を見ると、PCI-Expressの帯域を共有することを憂いて2枚挿しに二の足を踏んでいる方には安心する数値かもしれませんね。もうちょっと数値の差が出たほうが大枚はたいた甲斐があるってもんですが(馬鹿
DTMと500%乖離している内容でしたが、誰かの役に立つことに願いを込めて!


(02:16)
Windows機をRadeon RX 5700と470の2枚挿し構成にしました。仕事に使ったり、ビデオを観るのに使ってるマシンです。5700かディスプレイに繋がってる方の普段使いのカードで、Fluid Motionを使うために470も挿してる感じです。この470は後でより小さくて熱が出ない550にリプレースする予定なのですが、その前に2枚挿しで希望する動作環境が構築できるのかを実験してみました。既に問題が発生。それは…
Fluid Motionが有効になるけど働かない。
…またしても何言ってるか分からねーと思うが、使ってる自分がよく分かってないんだから、読んでる人はもっと分からないのは当然でしょう。ゴメンなさい。
つまり、Radeon Softwareやフレームレートコンバーターの設定ではFluid Motionを有効にでき、動画再生中の統計情報には「FrameRate = 60fps」と表示される…でも、動画はカクカクしたまま、ということです。
やったことは、MPC-BEを入れて、Bluesky Frame Rate Converterを入れて、外部フィルターとして使うように設定しました。コンバーターの設定ユーティリティーで、Fluid Motionを有効にし、24fpsと30fpsにチェックを入れて、動画を再生しました。すると、RX470のDisplayPortにディスプレイを接続した場合はちゃんとFluid Motionの効果が確認できたんです。ぬるぬる動くよ!すごい!
しかし、問題はここから。
RX5700のDisplayPortのほうにケーブルを繋ぎかえて、Radeon SoftwareでFluid Motionの項目を一応OFF/ONして、動画を再生してみる。すると、確かに再生は60FPSになっているのですが、動きがカクカクなままなんです。念のためCtrl + Jで動画再生中の統計情報を表示。フレームレートを確認してみるも、59.492など60FPSで動作しているように見えるのです。さらに、Bluesky Frame Rate Converterの「状態」タブを観察していると、RX5700にディスプレイを繋いでるときでも、RX470で24fpsのソースを処理しているよ、表示されます。あたかも、RX470で処理をして、RX5700から出力しているかのように。
つまりアレだ。60fpsにはなっているのかもしれないけど、中間フレームがちゃんと生成されてない感じ。
ちゃんとRX470で処理した画像をRX5700に送ってる感じなのに、なんで中間フレームが生成されてないんだろう…ちなみに、Bluesky Frame Rate Converter の設定で、RX5700側のFluid MotionをOFF、RX470をON、にしておかないと、ちゃんと24fpsと表示された状態で再生されます。RX5700のほうをONにしちゃってると、24fpsになるという。これはBlueskyさんのサイトの説明書通りの動作です。
そこで、忙しいのを承知でメールをしました。作者様に。ありがたいことに返事を頂きまして、その内容は、「コピーフレームによって60fpsになっている状態なので、もし「AFMモード」が「自動」になっている場合は「Mode 1」または「Mode 2」にしてみて下さい。」とのこと。
完全に試したつもりになっていた(ビデオカードのスロットの組み合わせ×チェックボックスの状態×チェックボックスとRadeon SoftwareのFluid Motionの設定をON/OFFする順番etc..)のですが、これがドンピシャでして。RX470でFluid Motion処理をした映像をRX5700経由でDisplayPort接続した液晶ディスプレイで鑑賞することができたのです。ありがたや。速攻で寄附を申し入れました(現金な野郎だ・・・)
さて。今回、RX5700をメインビデオカードとして使いながら、Fluid Motion対応のビデオカードをサブで接続して必要に応じて使う・・・ということは達成できそうなので、今度は一歩進んだ設定を試そうと思います。それは・・・!
「RX5700をメインのビデオカードとして使っているWindows機に、thunderbolt3で接続したeGPUにFluid Motion処理をさせ、普通にRX5700からビデオを見る」!!
これが実現すると、普段Windowsを仕事で使う時にはRX470で通電する必要はなく、映画やアニメを見る時だけthunderbolt3ケーブルをつなぎ替えるだけで大画面で映画を観ることができるのです。(Macに接続している画面はWindows機より大きい。)あと、余計なFluid Motion専用のビデオカードを買わずに済みます。
しかし問題が・・・わーくのWindows機のマザーボードには、thunderbolt3端子がついていないのです。さらに言うと、音楽制作用のMac miniはDAWの都合上Catalinaにすることができないので、eGPUに我が家の最高速のビデオカードであるRX5700を認識することができないのです。だから、Windows機をRX5700、eGPUをR470にするところまでは既定路線。そこで、Windows機にFluid Motion処理用のRX550を導入するか、eGPUをFluid Motion用に使い回すしかないのです。
さらにさらに!eGPUをつなぎ替えるには、thunderbolt3ケーブルを2本用意しないと、動画鑑賞のために画面の後ろにいちいち手を回して接続し直さないといけないという。
ああ、面倒極まりない(性格)。
さて、着地点が曖昧な状態ですが、今のわーくの希望としては「thunderbolt3接続ができるWindows用のマザーボードが安価に手に入る」かつ「eGPUでFluid Motion処理ができる」という状態の実現です。目的より手段に魅力を感じてしまう悪いクセがまた出てしまっている・・・
こんなことを緊急事態宣言明け寸前の深夜(ほぼ早朝)に考えている時点でだいぶアレですが、誰か同じ悩みを抱えている人のために備忘録がてら残しておくことにします。
何はともあれ、早く入荷しろ、Akitio Node!!5月31日入荷が待ちきれねえよ!!


(02:01)

2020年05月17日

こんばんは、わーく@ステイホームです。
全てをコロナのせいにして、溜まりに溜まったTODOを牛歩で片づけています。3年前に買った3DS版の神々のトライフォース2をクリアできたのが最も大きな仕事でした。あと、鬼滅と約ネバをアマプラで消化できたのもよかった。でも自由に出来るお金を、とうとうアレに投入してしまったので、聖剣伝説3とFF7Rはおあずけ・・・リアルタイムで楽しみたかった。

その「アレ」とは、eGPUです。Twitterにも上げましたが、Mac mini 2018で稼動する公式GPUのうち、最も消費電力の少ないRadeon RX470を某筋から5000円ほどで入手しました。ただ、Windows機で動作を確認したものの、ボード自体やヒートシンクにガリッガリにホコリ?スス?が付着していて、このまま使ったら火事になりそう・・・ということで1日かけて清掃しました。俺の時給いくらなんだ・・・と思いつつ、ステイホームだからむしろ前向きに捉えることにします。

さて、でもこのeGPUの「中身」は届いたものの、ケース部分の出荷が月末とのことなので、あと2週間、じっとガマンの子です。新品を実質25,000円程度で手に入れるためには、仕方ないのです。これが無くてもMac miniはちゃんと動くわけで。


さて、ここからが本題。


わーくの仕事用デスクトップPC(Windows10)は、数年前から問題をかかえていました。それは、スリープから復帰しようとすると、本体の電源ファンなどは動き出すものの、画面は真っ黒、キーボードのCaps Lockも点滅せず、操作不能に陥るというもの。

こうなってしまうと、本体の電源ボタンを長押しして強制シャットダウンし、その後電源を入れ直さないとPCが動きません。本来ならキーボード一発でPIN入力画面に戻ってくるはずなのに、不便極まりないです。

この不具合を解決するために、色々なことを試しました。当然ながらCPUやメモリのクロックアップを止め定格動作にし、ボード類を外しまくって最小限構成にして、電源のアースをしっかりととり、キーボード・マウスを色々と変えて・・・電源のコンセントの場所や、UPSを使ったり使わなかったりも試しました。それでも直りませんでした。とうとう諦めてPCを新調することを決意。CPU、マザーボード、メモリ、グラボを買い揃え、必要以上にキャパシティの大きいコルセアの信頼性の高い電源を使って、安定性重視のPCを組んだのでした。

しかし、悲劇は終わらない。

それでもスリープから戻ってこないことがある。暑くなるとなんとなく頻度が上がる。再現性はない。

ネットで調べた解決方法も万策尽き、これはもうダメなんだな、と思って諦めて2年くらいこのまま使っていました。

前回の記事で、PCのノイズを減らしたらキモチ頻度が減ったのですが、たまに起こるということは、これが原因ではない。ちゃんと原因を解決したいなあ。と思いながら1ヶ月経過。

ある日、スリープから復帰すると、ウィンドウの左上に小さくなったウィンドウが集まっている現象に遭遇しました。考えてみたら、20年くらい前から時々、こういうこと起きてたなあ。ん、待てよ?スリープ復帰するときに内部的に解像度が変わってるってことだよな?それってPCに結構な負荷だよな??スリープから復帰するときにそんなこと起こってたら、復帰失敗するんじゃね???

正解でした。

こちらの記事「ディスプレイが休止するとウィンドウが左上に集約される問題が発生:解決」を参考にさせて頂き、レジストリ内に記録されている、接続したことのあるディスプレイの解像度の値を全て4Kの値(3840×2160)に変更。その作業の途中で、昔使っていたディスプレイの解像度(2560×1440とか1920×1080とか)を発見。

あ!そういえば、この現象が起き始めたのって、4Kディスプレイを導入した後だったかも・・・!?

ひょっとしてこのレジストリエントリの中に書いてある設定数が多いと、復帰の時にトラブルの遭遇するのでは・・・わーくの環境では、4Kディスプレイ1台以外に接続する可能性がほぼゼロなので、アヤシイ値のレジストリエントリは全て削除し、残っているものを4Kの値に書き換えました。

その後、1週間ほど経過しましたが、症状は1度たりとも出ていません。今までは、涼しい日でも1週間に1~2回は必ず復帰に失敗していたので、これはもう勝ったも同然では?(何に?)

というわけで、完全に結論が出たわけではありませんが、嬉しくなったのでつい報告してしましました。これまでハイバネーションをOFFにしたり、ハイブリッドスリープを使用しない設定にしたり、PCの部品を交換したりしてもスリープから復帰しない問題が解決しなかったWindowsユーザーの皆様、どうかお試しあれ。

この問題の解決のヒントを下さったブログの筆者である山本悟氏に感謝。・・・って凄腕の社長じゃないですか!わーくは今年不動産投資しそうになって死にかけましたよw買ってなくて本当によかった・・・


(00:32)
こんばんは、わーくです。
ステイホームなDTMerの皆様、作曲してますか?私はしてません!(きっぱり ただ、ご縁があって様々な方の楽曲に携わらせて頂いております。

まずは、youyaishida(@youyaishida)氏の音楽のチカラで世の中を元気に!!プロジェクトソング「美しく晴れる」のボカロバージョンを制作させて頂きました。急に〆切りが1週間くらい早まって、3時間でプロトタイプ制作→その後FMおたるで流して頂いているコンプリート版を時間をかけて制作致しました。ステイホームでただのゲームをやるオッサンと化している中、久しぶりに現場のスピード感を体験できて正直アガりましたwありがとう!

そして、こちらでは書けないゲームのBGMのアレンジャーとして参加させて頂くことになりました。匂わせ系じゃないですよ!参加がさっき決まったばかりで、リリース時期も未定。完全に趣味の世界ですが、そのゲーム自体は続編なのでたくさんの人に自分の音を聞いてもらえる嬉しさで書いてしまいました。書いていいよ、って言われたし・・・(子どもか

というわけで、セール民からDTMerへ少し回帰できそうなコロナウィークです。在宅勤務が終わったら、また毎日午前様だろうから、ガンバラセテイタダキマス。



さて、今日はPC関係の問題がひと段落したので、備忘録がてら、どなたかの役に立てばと思いメモです。



結論から言うとタイトルの通り「Windows のデスクトップPCからUSB接続したミキサー・スピーカー・シンセのノイズが酷かったのが直った」というもの。


昨年IK Multimediaのモニタースピーカー「iLoud Micro Monitor」を導入した際に、Windows機のサブミキサーから大量のノイズが混入することに気付いたのですが、そのノイズ、USBケーブルを通じてミキサーに伝わり、ミキサーに接続されたスピーカーから発せられていたという。さらに、ノイズは「HDD(SSD)へのアクセス」「画面描画」「ネットワーク通信」のタイミングで音が大きくなるということも判明。久しぶりにHDBENCHのDirectShowベンチ走らせたわ。

解決するために、USBケーブルを高級品に変えてみたり、ノイズゲートを通したり、AC電源付きのUSBハブを介して接続したり、USBケーブルを挿すポートを変えてみたりと色々試してみましたが、意外な方法で解決しました。

その方法は、「パソコンの電源ケーブルを、3pinのアース付きのものから、2pinの一般的なものに変える」です。

いや、俺も何を言っているのか自分でも分からねえ。

普通(?)、アース付きのコンセントがあって、それにアース付きのタップを繋いで使っているのだから、パソコンの電源もアース付きの3ピンのものを使ったほうが良いって思うに決まってますよね?決まってない?そうなの??

何はともあれ、こちらのような3ピン→2ピンアダプタを噛ますことで、USB経由のノイズが無くなりました。ええ、ホントに無くなりました。機材やケーブル由来のホワイトノイズはもちろん無くなりませんが、その2~3倍の音量で「ブーン」「ピー」「ピロピロピロ」と鳴ってたノイズが一切出なくなりましたよ。おかげさまでiLoud Micro Monitorの素晴らしい音質を安心して楽しめるようになりました。その筐体からは想像もつかないような低音が素晴らしい(小並感)。

ちなみに、ちゃんとアースをとってある場合、接続を間違えなければ3ピン接続のほうが良いそうです。詳しくはリンク先のブログをご覧ください。・・・これによると我が家のアースはショボショボという結果になってしまいますが、エアコン数台と洗濯機・冷蔵庫まで繋がってるんだから仕方ないか。庭に3mくらいの鉄柱を埋めて、自分の部屋まで専用のアース線もってこないと。

というわけで、はるか昔にKORGのTRITON Leを使っていたころ「あれ?USBでパソコンと繋ぐと、オーディオアウトからのノイズが増大するぞ?」の頃から困ってた問題が解決したのです。詳しい知識が無いなら、とりあえず2ピンの電源ケーブル使っておけ、と。そういえばJV-2080に付属の電源ケーブルも、音源の後ろが3ピンなのにコンセントに挿す部分は2ピンになってるなあ。そういうことか。(違う?


(00:00)