2019年04月
2019年04月26日
こんばんわ、わーくです。語彙力のかけらもないタイトルで失礼するゾ!
皆さんはYAMAHAのVL70-mという音源をご存知ですか?というかVL音源ってご存知ですか?生楽器の音色を物理的な演算で作り出そうという物理音源の専用音源VL70-mは、そのオンリーワンな音色と、当時としては超がつくほど安い価格設定で一世を風靡しました。その後ハードオフで10000円くらいでやりとりされる暗黒期を経て、今となってはプレミアを感じるような価格でヤフオクでやりとりされています。
わーくも一時期この音源を所持していたことがあり、ソロリードに使ったり、尺八の音色をただ喜んで鳴らしているだけだったりと、あまり活用していたとは言えなかったものの愛用していた時期がありました。でもフロアノイズが大きくて、数年で処分してしまいました。
そして10年以上が経過し、なぜかまた「VL音源使いたい」欲求がムクムクと盛り上がってきたわけです。で、色々と調べた結果、VL音源のプラグインボードPLG-150VLを積むことができる最新のハード音源motif ESをセットで使うことで、ノイズに悩まされることのない文字通り最強のVL音源環境が手に入る、ということが分かりました。このへんのお話は下記の記事がたいへんわかりやすかったです。
WX5 workbook 「VL70-m入門 他のVA音源との比較」
で、1年くらいかけて、ようやく格安で状態の良いPLG-150VLとMOTIF-RACK ESを手に入れました。合計で30000円くらいで買えました。うーん、安い。しかも音がいい…餅楽まだまだ現役じゃん…とか思いながら使っていると、ありました、不具合!
中古のラック音源にありがちな「ロータリーエンコーダーの不具合」です。数字が飛ぶ、逆走する、反応しない…なかなかのじゃじゃ馬ぶり。一度はあきらめてそのまま使うことにしましたが、ネットで調べたら「ロータリーエンコーダーは比較的簡単に分解清掃で直る」という記事。どうせ最初から動きが悪いんだから、ダメ元でやってみました。
結果から先に言うと、新品同様に直りました。ネット社会万歳!!!
無線機やら他社の音源やらを直す記事はたくさん見かけましたが、MOTIF-RACKのものがなかったので恩返しに写真入りで残すことしました。ギブアンドテイク、情報は天下のまわりものの精神です。
これがロータリーエンコーダーですね。縦型の機械接点式のものは不具合が出やすい印象です。
プラスチックのノブは簡単に引き抜けます。音量のノブも引き抜けますが、そちらはすこし固いです。
分解にはプラスドライバーと2mmの六角レンチが必要です。天板を完全に取り外すためには、写真の2つのコネクタを引き抜く必要があります。経年劣化しているでしょうから、慎重かつ大胆に引き抜きましょう。
フロントパネルを取り外し、プラスチックのカバーをめくりあげるとロータリーエンコーダーとご対面です。シャーシから取り外すには、緑色のコネクタを外して、六角形のナットを回して外します。
ちょっとした立体パズルです。うまいこと基盤を傾けて、ロータリーエンコーダーの基盤を取り出しましょう。
これがロータリーエンコーダーの基盤です。YAMAHAって書いてある…互換部品の取り寄せは絶望的な予感…でもここまでくれば楽勝です。
見た目は綺麗でしたが、接点部分にグリースが落ちてきているのが動作不良の原因と推察されます。アルコールと綿棒で余計なグリスをふき取り、接点復活剤(わーくはKURE 接点復活スプレーを綿棒にしみこませて使いました)で仕上げ!
あとは、逆の手順で組み立てて動作チェックして完成!完璧に直りました(^^)超高速でノブを回転させても、ちゃんと数値が変化する!!(当たり前)自分で直した機材は、愛着がわきますね~。
さて、また曲が増えないまま機材が充実してしまいました。。まあ、いっか!
2019年04月05日
こんばんわ!わーくです。
Mac mini 2018を導入して3か月ほど経ちましたが、T2チップとオーディオインターフェースの相性やら何やらで音楽制作環境が安定しない日々を過ごしております。まぁ初物を掴んだ人柱のSAGAと言いますか、この状況を楽しむ余裕も欲しいところです。
で、ですね。2018年末~2019年初頭にかけて、わーく家を襲った大恐慌がありまして。何かというと、「電気代の高騰」です。…そこの半笑いのアナタ。甘く見ないで頂きたい。12月から2月にかけて、電気代が軒並み2万円超えの月が続いたんですYO!!ひどい月には24,000円オーバーという…エアコンも使わず、電気毛布と電気湯たんぽ(不正確)で節約の日々を過ごしていたのに、電気代が2万超えるとかアホでしょ!
でも、この電気代高騰とタイミングを同じくして、我が家の環境が変わった点があるのです。そう、もう勘の良い方ならお気づきでしょう。Mac miniの導入のタイミングと、電気代高騰のタイミングがピッタリ一致するのです!!
というわけで、色々調べてみたところ、Macの(特に据え置き型の)スリープモード時にも70W近い消費電力がある、という記事があったので、実際に確かめてみました。
ちなみに。70Wという電力が何を意味するかというと、我が家の電気毛布と電気アンカの合計消費電力が70W強くらいなので、これらを1日中つけっぱなしにしていることと、Mac miniをスリープにしていることが同じ消費電力である、と言うことができます。…すでに書いている時点で「んなわけねーだろ!」と思ってしまいますが、一説によると、Bluetoothによるスリープ復帰をONにしていると、消費電力が跳ね上がり70Wに達する、というAppleの公式見解がある、というのです。
じゃあ確かめてやろうじゃないか!!と思ったところで、我が家には旧型の「エコワット」しかありません。とりあえず今日のところはこれで実験です。
さらにちなみに。この冬実験したところによると、我が家の電気毛布と電気アンカを繋ぎっぱなし(出力最大)で、3時間くらい使ったところ電気代に「3円」と表示されました。少なくとも、70Wくらいの消費電力については検出されるようです。
前置きが長くなりましたが、Mac mini 2018をBluetoothによるスリープ復帰ONの状態で24時間以上スリープで放置し、エコワットで消費電力を測定してみたところ、「0.01kWh」と表示され、電気代は「0円」と表示されました。
1kWhで25円換算のエコワットですし、我が家も20円/kWh程度の契約ですので、まあ大差ないと言えます。
つまり、Mac mini 2018においては、Bluetoothでスリープ復帰をONにしておいても、消費電力はほぼゼロに等しいと言える……ような気がします。
気がするというのは、エコワットは微少電流の検出にはゴリゴリの誤差が発生するので、ワットチェッカーのようなちゃんとした測定器じゃないと意味が無いに等しいそうなのです。我が家にはワットチェッカーが無いから何とも言えませぬ。
というわけで、現時点では少なくとも「電気毛布の消費電力には遠く及ばないが、何ワット消費しているかはよくわからない」程度に結論をとどめておきます。
まあこの程度なら、引き続きキーボードやトラックパッドでスリープから復帰できるような運用の仕方を続けようと思います。