2020年11月23日

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こんばんは、わーくです。

仕事用のWindows機のHDDを入れ替えたので、古いHDDを売りに出そうと完全消去を実行しました。Windowsでは、cipherという強力なコマンドが標準で使えて、コマンドプロンプトから"cipher /w:d:"と打つことで、空き領域を完全消去することができるのです。

で、今回、売りに出す前にこのcipherコマンドを使って全消去を試みました。念のため、わーくが「地上最強の復元ソフト」と信じ込んでいるEaseUSの復元ソフトを使って復元できないことをチェックしてみたのですが…


出てくるやんけ…

なんかドキュメント内のテキストデータとか、画像とか、動画とか(滝汗


マジかよ!!と正直愕然としました。3回消去したんですよ?0と、1と、ランダムデータをHDD全域に書き込んで、まる2日以上かけてワイプしたはずのハードディスクから、思いっきり個人情報が、民生用のソフトで復元できてしまうなんて…オーマイガー

で、よく考えたらですね、このcipherコマンドは「空き領域」を消去するので、現在使っている領域が消去できないわけです。だから、ドライブをフォーマットして容量0にしたつもりでも、ある程度の領域は確保されてしまっていればそこが消去できないのではないか、と考えました。

つまり、その辺のハード〇フとかヤフ〇クとかで購入した中古のHDDくらいなら、よっぽど気を付けて初期化&完全消去を行っていない限り、過去のデータをある程度復元することができてしまうということなんです。マジでこえぇ…

で、このままではわーくもハードディスクが売却できないので、別の方法で完全消去することにしました。それは、MacOSのディスクユーティリティ。標準の機能ながら、「セキュリティオプション」から完全消去のオプションを選ぶことで、ディスクの隅から隅までちゃんと上書きすることができるのです。

わーくは「3回消去する」オプションを選びました。2TBのHDDをUSB接続し、だいたい20時間くらいで3回消去が完了しました。Windows機より省エネだし速い…素晴らしい。

で、結果ですが、EaseUS Data Recovery Wizardをもってしても、見事何のファイルも見つからない「完全消去」が実現しました!めでたしめでたし。

そもそも0を1回上書きしておけば、クリーンルームで分解して弱い磁気を読みだす、みたいなスパイ映画並みの本気の復元手法じゃなければ一般ピーポー程度には読みだされる心配はないわけで。個人ならこれで十分だと思います。

というわけで「絶対にデータを復元する復元ソフト」VS「絶対復元させない完全消去」は、Macのディスクユーティリティのセキュリティオプションを使った「完全消去」の勝利でした!!

ちなみに、このEaseUS Data Recovery Wizardは、Amazonだと「EaseUS 復元 by Data Recovery Wizard」という名前で売っています。パッケージ版を購入すると、サブスク形式のネット直販と違って、買い切りでずっと使うことができるうえ、Windows / Macの2ライセンスなのでおススメです。繰り返します。MacでもWindowsでも使いたい方は、「Mac版」の「パッケージ版」を選んで購入すると割安です。白いパッケージに青いイラストがついているバージョンが目印です。(他のはWindowsのみの1ライセンスだったりします。)

EaseUS Data Recovery Wizardは、某Final Da〇aでは1個もファイルを救出できなかったHDDから、ザックザックとデータを復元することができるくらい強力です。なぜ知っているかというと、両方買ったからです…少しくらい高くても、最初からこっちにしときゃよかった…

一家に一本、または職場で誰か持っていると本当に重宝します。これで何度同僚を助けて焼肉をおごってもらったことかwそういう意味でも元は取れたと思っています!(ダメ人間

というわけで、卒論や、売り上げデータや、顧客名簿、成績データ、年賀状の住所録…色々なものをブッ飛ばすこの年末に、復元ソフトで備えてみてはいかがでしょうか(笑)


(14:14)

2020年11月21日

こんばんは、わーくです。

Etymotic Research(エティモティックリサーチ)というアメリカの会社がありまして、わーくは、そこのER-4Sというイヤホンを使っていました。最近はもっぱらワイヤレスイヤホンのほうが楽ちんなので、ER-4Sはしばらく眠らせておいたわけです。

で、この間手に入れたオーディオインターフェース「Babyface Pro FS」の音質が素晴らしくて、色々なヘッドフォンで視聴したくなり、久しぶりにER-4Sを取り出したのですが、

…なんだか汚い…

イヤーチップも汚れているし、耳垢フィルターもなんか…アレです…

というわけで!交換部品を物色していたところ、なんと耳垢フィルターはディスコン!!!!マジか!フィルター付けてないと、なぜか音も悪くなっちゃうから(フィルターを外した方が良い音になると思って実験したらダメだった)、耳垢フィルター必須なのに!困った!!

で、色々調べるとER4 hf用 交換フィルターのER38-50が使えるらしい。

ER-4Sを買った時についてくる「フィルター引っこ抜き用の金具」はついてないけど、肝心の中身は2ペア→3ペアと増量だし、引っこ抜く金具なんて2つも要らないので、これ使えたらOKじゃん!ということで注文しました。

結果は、全く問題なし。ER-4S新品(エージング済)のサウンドが蘇りました!やった!!

イヤーチップは、サウンドハウスで買えるみたいです。ER-4Sは低音が弱いので、3段キノコイヤーチップじゃなくて、このスポンジのウレタンチップが非常に良い。5ペアで1600円くらいだから、まあ悪くない値段でしょう。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/134457/

これから数年は使いたいので、完全にディスコンになってしまう前に買っておきたいと思います。


あと、経験談ではなくて確信をもってオススメできないのですが、ネットでオススメされているイヤーチップに、コンプライのPシリーズというものがあります。
https://www.complyfoam.com/products/p-series/

コンプライのイヤーチップは、わーくが普段使いのワイヤレスイヤホン(TW-5000)で使っていますが、ホントに音が化けます。8000円くらいのイヤホンに3000円近いイヤーチップを買うのは気が引けましたが、ホントに買ってよかったです。イヤホンのステム?筒?の太さによって対応チップが違うので、eイヤホンとか、ソフマップとかで現物を見ながら買うのが良いかもしれません。

というわけで延命を果たしたER-4S、あと10年は頑張ってくれよ!(延びてる

(00:15)

2020年11月20日

こんばんは、わーくです。

先日のPayPay祭りでフィーバーして、あったか掛け布団とか大容量HDDとかを超お得に手に入れました!ほぼ全品25%ポイントだったので、PayPayが普段使いな自分にとっては、実質約20%オフで何でも手に入る2日間でした。とはいえ、先日お金を使いすぎてしまったので、あまりIYHできなかったのは残念なところです。。。

さて、お金がないクセに、今回は「無駄遣いになる可能性が高いアレ」を購入してしまいました。それは、電源ケーブルです。Fireface UFX IIの電源ケーブルを交換して、その効果にニヤニヤしてしまったのは記憶に新しいところなのですが、今回購入したのは「Macの電源ケーブル」。

購入のきっかけは、本間昭光氏のツイートで「Mac miniの電源ケーブルふっと!!!」と思ったから。(先日の電源ケーブル自作の時といい、Twitterの影響受けまくりですわ・・・)Mac miniが別の理由で不安定だったり、ViewSonicのディスプレイがMac miniの出力する4KのHDMIの信号を時々拾えないことがあったりしたので、Mac miniの電源も贅沢なモノに変えてしまえ!となったのでした。ところで、

Macの電源ケーブルを交換したら、DTM制作時の音質が良くなるのか?

結論から言うと、「作っている時に聞いている音は変わる」ので「内部完結なら最終的な出音は変わらない(はず)」だが「結果的に気持ちよく曲作りできれば、音が良くなったと言えなくもない」です。

身もフタもないですね…電源が良質になったからってプラグイン処理の精度が上がるわけがないので、要は気持ちの問題ですよ、キモチ。

では、写真入りでレポートを。

oyaide-macmini-powercable
OYAIDE(オヤイデ電気、小柳出電気商会)のメガネ型電源ケーブル NEO『d+Power Cable C7』です。公式サイトから名前をコピペしようとしたら、半角全角混じりで手作り感がすごい…っていうか逆にコピペ対策かしら?

購入価格は、1.8mで4000円弱(PayPay祭りでポイント25%)でした。1.2mならもう少し安いけど、Mac miniを高い位置に置いているので1.2mでは電源タップまで届かないため、1.8mのほうを買いました。

オヤイデの公式サイトによると、
概要

サウンドとビジュアルのグレードアップツールメガネ型電源ケーブル NEO 『d+Power Cable C7』

d+ Power Cable C7 はメガネ型インレットを搭載した機器をグレードアップさせるパワーケーブルです。 1.25sq の高純度無酸素銅とオリジナルデザインのプラグとコネクタを使用。
そしてプロフェッシュナルケーブルをリードするNEO ブランドだからこそ、CDJなどのDJ機器やシンセサイザーなどの楽器も想定し、サウンドの向上だけでなく使いやすさやデザインも追及しました。
また高いコストパフォーマンスを誇るd+ Power Cable C7 は不要なコストをかけず、多くの機器に安定した電源を供給します。
CDJ、シンセサイザーなどの楽器や放送機器、PC オーディオやハイファイオーディオなどの音響機器、Blu-Ray/DVD レコーダーやApple TV をはじめとする映像機器、そしてPlay Station3 などのゲーム機器などにも最適なパワーケーブルです。

d+C7の特徴

  •     サウンドはクリーンでファットな音を奏で、映像は解像度の高い美しいビジュアルを映し出します。
  •     サウンドの向上だけでなく使いやすさやデザインも追求し、複雑な配線を迫られるプロフェッショナルの現場や、コンパクトなPCオーディオ環境でもスムースな取り回しが可能です。
  •     オリジナルデザインのプラグ&コネクタ採用し、外部振動からのアイソレーションを強化。
  •     メガネタイプの2Pコネクタ(IEC C7 コネクター)により、CDJ やBlu-Ray レコーダーなどを簡単にグレードアップします。
  •     電気用品安全法PSE準拠品。

d+C7の仕様
  • 線径     1.25sq 高純度無酸素銅(OFC)
  • 外径     7.5mm
  • シース     PVC
  • コンタクト部メッキ      厚肉24K金メッキ
…とのこと。「厚肉24K金メッキが施された、ちょっと太い無酸素銅のメガネケーブル」ですね。

oyaide-macmini-powercable2
開封してみると、ケーブル自体が長さの割にズッシリと重く、「詰まってるな~」という印象。シース(被覆)は柔らかく、取り回ししやすそうです。

oyaide-macmini-powercable3
メガネ側。白いシースの中の金メッキがいい色!

oyaide-macmini-powercable4
プラグ側。金メッキの汚れが気になるけど、何で拭いたらいいのか分からないからこのまま使いました!(気にしろ

oyaide-macmini-powercable5
Mac miniの背面に差し込んだところです。ギリギリとなりのLANケーブルと干渉しないで済んでいます。これ、でかいコネクタだとアウトじゃん…d+を試しておいてよかった…

oyaide-macmini-powercable6
横から見るとこんな感じです。力いっぱい押し込んでも、これ以上入りませんでした。。ガッチリ固定されているので、このまま使うことにします。

で、Mac mini純正の電源ケーブルと曲を聞き比べてみました。

【確認に用いた環境】
Mac本体:Mac mini 2018(Late 2018)
再生ソフト:iTunes(音源は外付けSSDに格納)
オーディオインターフェース:Babyface Pro FS+付属USBケーブル
ヘッドフォン:ULTRASONE PRO900(自作品にリケーブル)
試聴楽曲:スティーリー・ダン「Aja」(CD音源、WAV、16bitリニアPCM)
電源:壁コンセント→UPS-350TL(矩形波)

上記の環境にて、電源ケーブルをMac mini付属品(1.5m)と、OYAIDE d+ Power cable C7(1.8m)を入れ替えながら2回ずつ確認しました。

結果は下記の通り。
  • 全体的に音が少し大きく聞こえるようになった気がする→聞こえやすい帯域が出てきた?
  • ハットやシェイカーなどの高音が前に出てきてよく聞こえるように感じられた
  • リバーブの密度が増した(団子になったわけではなく、減衰する感じが分かりやすくなった

などの変化が気のせいかもしれないけど感じられました。いや、音が大きく感じるとかそんなこと起きるの?って感じなのですが、聞こえが良くなったのが音量の変化として感じられたのかもしれません。安い矩形波出力のUPS使ってるのに、音良くなるとかあるのね…

ただ、Mac mini純正の電源ケーブルとオヤイデさんのケーブルを行ったり来たりしながら比べたところ、iTunesで再生した曲が良く聞こえることは確認できた(つもりな)ので、電源ケーブルで音は変わります。わーく的には、「好きな音」に変わった感じです。好きな音に変化したのだから、このケーブル交換は、個人的には「やってよかった!」と思っています。4000円弱の効果はあった!

副次的な効果として、Macの電源投入後orスリープ復帰後に、ViewSonicのディスプレイが「HDMI信号を拾えなくてスリープしちゃう現象」は起きなくなりました。…これ電源ケーブル交換のおかげなん???音質向上より、こっちのほうが嬉しいぞ。知らんけど!


(19:37)

2020年11月15日

こんばんは、わーくです。

先日、RME Fireface UFX IIを個人輸入で購入したところ、付属の電源ケーブルが英国仕様だったので、良いインターフェースには良い電源ケーブルを!と思い立って電源ケーブルを自作しました。

結論から言うと、音が劇的に変わりました。色々な意味で!

電源ケーブルはお値段がピンキリで、あまり高いものは買えないな、と思っていたところ、鈴木Daichi秀行先生が「Viborg Audioの電源プラグと、BELDENのケーブルがオススメ」という内容をツイートされていたので、渡りに舟!とばかりに導入してみました。

そう、素直にオススメをそのまま買えば良かったのですが…純銅プラグに金メッキを施したものが数百円差で売っていたのです。「金メッキのほうが良いに違いない!」と思い込んで少し高いこちらを買ったのですが…失敗でした。音は変わったものの、何故か低音が強くなり、聞こえてくる音のバランスが崩れてしまったのです。

気を取り直して、今度こそ、とツイート通りのものを買いました。


BELDEN 19364 3芯電源ケーブル 切り売りです。

Viborgの電源プラグは、コンセント側とインレット側がセットで3500円なので、純銅プラグとしてはものすごくお買い得です。電源ケーブルは1m単位の切り売りですが、今回は30cmのケーブルを作るので、1mだけ買って、自分でカッターで切断しました。

VIborgaudio-vf-501
こちらが実際に届いたViborg Auioのプラグ。

BELDEN19364
BELDEN 19364は3芯ケーブル+ドレイン線が入っています。ドレイン線はコンセント側をアースと接続して、インレット側は切断してどこにも接続しないんだそうです。そうすると、銅箔シールドをアースに落とすことができ、ノイズ低減に貢献するんだそうで。

ケーブル作りに使った工具は、カッターとニッパー、そしてプラスドライバーだけです。ニッパーは緩衝線(ケーブルに入ってる麻紐みたいなやつ)を切り落とす時にあると便利でした。何とかなるもんです。力を入れすぎると、すぐ皮膜を傷つけてやり直しになっちゃいますけど…

IMG_1431
緑の線はアース線のマークのところへ。青い線はL(Live)、茶色の線はN(Neutral)の線として使いました。Live=Hot、Neutral=Coldみたいなものらしいです。一般的には茶色がLiveらしいですが、線のレイアウトがその並びじゃなかったので、気にせず接続!

IMG_1432
線の断面の拡大図です。黒い皮膜のすぐ内側にある5本くらいの細い線がドレイン線ですね。青の線も、茶色の線も、銅線の線数が同じに見えるので、LとNの色が逆でも問題無いでしょう。

そして、とうとう出来上がりました!

viborg-belden-power-cable

30cmの自作電源ケーブルです。レギュレーターとUFX IIは2U分くらいしか離れていないので、この長さで十分ですし、短いと線がごちゃごちゃしないし、ノイズも少ないので良いことだらけです。

そしてこの電源ケーブルに交換して試聴してみました。






おお!!


良くなったーー!!!

依然Babyface Pro FSとFireface UFX IIをヘッドフォンで聞き比べをしたときは、Babyface Pro FSの圧勝だったのですが、電源ケーブル交換後は同じくらいの解像度の高さで聞こえてくるようになりました。重なってる音の輪郭が聞き分けやすくなったので、間違いなく音は変わっています。電源ケーブルで音って変わるんだなぁ。。

今回、4000円ちょっとで良質な電源ケーブルができることが分かりました。まだケーブルが余っているので、次回はプラグだけ買えば良いので少しだけ安く作れそうです。最初に作った個性の強いケーブルは、ハードウェアシンセの電源ケーブルとして音作りの一貫として活躍してもらおうと思います!


(01:19)

2020年11月08日

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(2024年7月追記:以下の記事は、2020年当時の購入記事です。現在のレートだとあまりお得感のない買い物になってしまうと思います。国内では意外にも最安値はAmazonで、15万円程度でBabyface Pro FSが手に入ります。


こんばんは、わーくです。

表題の通りですが、イギリスから個人輸入でねんがんのRMEのオーディオインターフェースを手に入れました!

Fireface UFX IIと、ARC USBのセットと
rme-fireface-ufx-ii

Babyface Pro FSです!!!!!!!!!!!
rme-babyface-pro-fs

UFXとBF両方買うとかアホかと思いましたが、これ全部合わせても国内でUFX II単体で買うより安く済んだので、思い切って買ってしまいました。だってSteadyClock FS搭載のBabyface Pro FSと旧式SteadyClockのUFX II、どうしても両方比べておきたかったんですもの…

あと、BFFSの方が圧倒的に高音質という場合に、FSから光ケーブルでUFX IIにクロックを送ってしまえば…とかも考えたので。(SteadyClockが十分良いから、光ケーブルのジッターのほうが悪影響な気もしますが)


さて、このページに辿り着いている方は、おそらく個人輸入への踏ん切りがつかない方ではないかと思います。結論から言うと、個人輸入でRME製品を買うと、最高の機材をお得に手に入れることができます。とりあえず手順を経過を紹介したいと思います。

最初に書いておきますが、Babyface Pro FSはUSB給電なので問題ありませんが、Fireface UFX II(たぶんUFX+も)のほうは、個人輸入だとコンセントの形状がイギリスのアレです。

rme-fireface-ufx-ii-cable

ですから、日本のコンセントに合わせて変換アダプタを買うか、別の電源ケーブルを用意するかする必要があります。

わーくは、せっかくなのでちょっと良い部品で電源ケーブルを自作することにしました。使ったのは、超充実した自前スタジオをお持ちの音楽プロデューサー「鈴木daichi秀行」さん推薦のセット。5000円以下で間違いない電源ケーブルが作れるなら、と思い注文。

プラグはコンセント側だけじゃなくてインレット側もセットなのでマジでお得。ケーブルもダイチ先生ご推薦のBELDENの19364です。1mの切り売りのものを買いました。


BELDEN 19364 3芯電源ケーブル 切り売り


さて、今回個人輸入に利用したサイトは、Juno Recordsというサイトです。

rme-junorecords


レコード屋さんなのですが、音響器も取り扱っています。特にRME製品は元が安い上にセールしていることもあり、本気でオススメです。日本語で表示される部分もあり、日本の顧客を意識していると思うと安心して利用できます。

ただ、ここは注文した重さによって送料が変わっていくシステムで、今回は「Fireface UFX II Audio & MIDI Interface」と「ARC USB Advanced Remote Control For Fireface UFX+」を注文しただけでしたが、FedExの送料で£79.65(およそ10,800円)かかってしまっています。

一方、「RME Babyface Pro FS Audio & MIDI Interface」を単品で購入した時には、Royal Mail First Class Airでの送料で£19.49(およそ2600円)で済みました。荷物の追跡はできず、発送から到着まで10日くらいかかりましたが、総額ではだいぶ安く済みます。

もう1つのオススメの店は、Thomann UKです。

rme-thomann

ここはJunorecordsより少し高いですが、それでも日本で買うよりはだいぶ安く(最初はVAT込みの価格で表示されているので、カートに入れて行き先を日本にすると表示上はすごく安くなります)、時々「B-Stock」というアウトレット品を大安売りしているので、それを狙うこともできます。わーくが見た時には、UFX+のB-Stock品が£1600ちょっとで出ていたので、それを買おうとしていたくらいです。…いや、正確に言うとそれを買ったのですが、作ったばかりのLine Payクレジットカードで突然30万以上の金額を決済したので、決済をやり直している間に売れてしまったのでした。くそ。

で、Thomannの良い所は送料がFedExでも£55くらいで固定です。選ぶ品によっては、Junorecordsより安く安心して買い物できるかもしれません。

さて、では注文から到着までの流れを書きたいと思います。

10月27日
Junorecordsサイトから、
「RME Fireface UFX II Audio & MIDI Interface」
「RME ARC USB Advanced Remote Control For Fireface UFX+」
を注文。支払いはLine Payクレジットカード(VISA)で決済。本当はこの時にBabyface Pro FSも一緒に注文しようと思っていましたが、売り切れなのか出てこなかったので、上記2点だけで注文しました。

ただ、ここで罠にひっかかりまして、配送情報の入力画面が日本語で表示されていたことで、住所を日本語(2バイト文字)で書いてしまいました。すると、注文確認メールでは見事に文字化けが…さらに、「文字化けしてるから住所ちゃんと送れやコラ」みたいなメールが数分で飛んできたので、再度住所を送る羽目になりました。しかも、メールで回答したので、「My Juno」の「My Account」ページ(アカウント情報のページ)では、まだ日本語で表示されたまま。このままだと、今後利用するたびに住所不明の状態になってしまうので、My Junoの住所も英語表記で打ちなおしました…2度手間でした…('Д')

10月28日
FedExの発送情報が更新されないので、Junorecordsサイト内をうろついていたところ、なんとBabyface Pro FSの在庫を発見!しかも在庫1…値段は、£511.66…だと…?7万でBabyface Pro FSか買えるとかマジで?とカートに追加、送料を確認したところ、ロイヤルメールエアで送られてくるので3000円以下。ええ、ポチりましたともw

10月29日
なぜかBabyface Pro FSのほうの配送状況のほうが先に更新されDespatchedに。そしてロイヤルメールエアなので追跡情報は表示されない(追跡できない)。不安だ…。

10月30日
ようやくFireface UFX IIの配送状況(Status)がAcceptedからDespatchedに変わった!追跡用の番号も表示されて、追っかけられるようになった!とりあえずうちのUFX IIはロンドンにあるらしい。


11月2日
FedExでの発送から4日目、Fireface UFX II到着!早い!持ってきてくれたのは西濃運輸の人でした。

11月7日
ロイヤルメールエアも到着!ちゃんと届いてよかったw



で、結局いくらかかったかというと…
1便「RME Fireface UFX II+USB ARCセット」送料込 209,648円
2便「RME Babyface Pro FS」送料込 73,993円

総計283,641円
※Lineポイント8509円分獲得


Fireface UFX IIとUSB ARCとBabyface Pro FSセットで28マソですよ?安すぎじゃないですか??

国内でUFX IIを買うお値段で、USB ARCが付いてきて、Babyface Pro FSももらえてしまったようなものです。あと、UKで買うと保証が3年です。国内だと1年。その点でもお得だと思います。

国内で買うと日本語マニュアルがついてくる、という利点はありますが、正直TotalMixさえ理解できればマニュアルは不要です。TotalMixについて解説する分かりやすい動画もたくさんありますし、買った後に不便をすることはないと思います。そこそこ円高(1ポンド140円未満)な今、個人輸入に挑戦してみるチャンスです!

ただ、為替レートは日々変動しますし、個人輸入後のトラブルを解決するにはある程度の英語の読み書きが必要なので、あくまで自己責任ということでよろしくお願いしますデス。

まだ少ししか使ってませんが、既に「買って良かった…(;´Д`)ハァハァ」状態です。音楽聴くのも作るのも、また楽しくなってきました。ブラックフライデー前のこの時期に、残弾ゼロになってしまったのはアレですが、間違いなく今年最高の買い物でした。

(00:06)