2025年04月03日
どうも、わーくです。
CUBASE13 Proを使い続けて久しいですが、2025年4月1日より、最新版14のセールが発表されました。アップグレード版も含めて、30%オフで購入できます。やった!!

わーくはPro13→Pro14なので、9240円でアップグレード可能。この円安時にこれはありがてぇ…
そして、さらにすごいのが、CUBASE14登録ユーザー全員向けに、プラグインの無償プレゼントがついているというのです。Proユーザーには、総額$750ものプラグインが無償でプレゼントされるという…どういうこと??なにこの太っ腹キャンペーンは。
プレゼントされるプラグインも、所有していない人にとっては垂涎ものの実用的かつ人気のプラグインばかりでびっくりします。ただ、今回のこのキャンペーン、わーくはパスです。なぜか。
それは、グレースピリオド狙いだから←残念
グレースピリオドとは、新バージョン発売前の一定期間にソフトウェアを購入した人への救済策として、無償だったり割引価格だったりで最新版を提供してくれるサービスのことです。つまり、今回のPro14をセール価格で購入し、CUBASE15発表と同時に登録することで、セール価格でPro 15を手に入れることができるということです。メーカーさんのサービス精神を逆手にとったセコい方法であることは否めませんが、わーくの懐事情もエラいことになっていますので、そこはありがたくシステムを利用させていただきます。ありがとうYAMAHAさん、ありがとうSteinbergさん!!
というわけで、グレピリ狙いなので、CUBASEを「購入」しても「登録」しないので、わーくは今回のキャンペーンの対象外ということです。仕方ない。
ただ、このキャンペーンは「4月28日までにCUBASE14シリーズを購入して登録してあるユーザー全員が対象」なので、どこで買っても、4月28日までに「CUBASE14シリーズを受け取って登録してクーポンコードを獲得して各プラグインをゲットするところまで到達」できれば対象になります。だから、狙っていた方はまたとないチャンスです!
起動がめっちゃ速くなったらしい、ワークフローも改善されたらしいCUBASE14を、このチャンスにゲットだぜ!わーくは15リリースまでおあずけだけどな!!
(00:31)
2025年03月22日
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どうも、わーくです。
3月18日、ずっと狙っていたSERUMがとうとうバージョンアップしました。で、リリースセールをやっているとのこと。
「"待"ってたぜェ!!この"瞬間"(とき)をよォ!!」
とばかりにブッこもうと調べたのですが・・・
あれ?変わってなくね?楽天での売価は相変わらず3万円弱。それもそのはず、SONICWIREさんによると「本製品は2025年5月31日まで現地定価 $189でお求めいただけます。2025年6月1日より、現地定価 $249へ価格変更となります。」つまり、今割引されてるっていう価格は、値上げ後の金額から割引されているということで、なんてことないお値段据え置きで買える最後のチャンスというだけでした。
XFER RECORDSは「セールをマジでやらない」ことで有名なので、値上げされることが分かってるなら今買っちゃえ、というわけで購入することにしました。
わーくが購入しようとしているタイミングでの金額はこちら。

↑私の環境だと、ポイント考慮すると実質25,000円ちょっとです。「あれ?リリースセールなのに安くなってないじゃん。」と思ってたのですが、1125円OFFクーポンのおかげで最近で一番安いかも(円高の時を除く…)。既存ユーザーは無料アップデートだし、6月から値上げするとはいえ、現時点で最新バージョンを過去バージョンの価格で買えるというのはXFER RECORDSの粋な計らいと言って間違いないのではないでしょーか!
ついでに27日まで楽天のお買い物マラソン期間なので、一緒にAppleのギフトカードを買ったりDEATH STRANDING2を予約したりして、細かくポイントアップを狙っていこうと思います。

とりあえず楽天で一番安いと思われるロックオンさんの画像リンクを貼っておきます。先日のSSD購入(4TB)の痛手が癒えていないので、よかったらリンクを踏んでやってください。
これで、ようやくPlugin Boutiqueで無料プレゼントされたSERUM用エキパンを活用することができそうです!!SERUM持ってないのに、何故かエキパンだけ無駄に10個くらいもらってたから!
(00:19)
2025年03月16日
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どうも、わーくです。
前回の記事で、「DTM音源倉庫用のSSDとして、現時点で安心かつコスパに優れているのはAcer Predator GM7シリーズ」と結論づけました。ただ、文中で比較対象に挙げていたにも関わらず試せていない同シリーズの上位モデル「Predator GM7000シリーズ」は、予算の面で実際に比較することができていません。4万円を超えるSSDをポンポンと買って試すなんて、アフィリエイト収入が急激に上がらないと無理、と言っていましたが…
…ええ、買ってしまいましたよ、「Predator GM7000 4TB」!!!
パッケージはGM7とほぼ変わりません。
DRAMキャッシュが上位モデルの証です。熱伝導用のジェルパッドもついています。
説明書は日本語ページもあるので、安心です。5年保証は健在。それだけでほかの蝉族SSDとは違った安心感があります。高いだけある。
わーくが購入したのはヒートシンクレスモデルですが、なんと、ヒートシンクが付属していました!手に持ってみるとズッシリとしていて、信頼できそうです。外付けSSDケースに入れる際には、コレを取り付けてしまうと高さの面で問題が出ますが、PCで使う場合には安心です。
さて、パッケージ内容を紹介しました。GM7に続き、GM7000を購入してしまうなんて、まるで前回の記事経由でたくさんの応援があったように思われてしまう流れですが、なんと、前回の記事経由のアフィリエイト経由の売り上げは、
0円です。
そうです。完全に自己満足というか、好奇心を満たすためだけに買っている状態です。「どうせ長く使うなら、もやっとした思いを抱えて使うより、ちゃんと調べて一番いいやつを選んで使ってやれ」という思いだけで買いました。このブログは基本的に案件を頂けない弱小ブログなので、わーくが使ったものを備忘録目的で残していくスタイルでやらせていただいております。というわけで、自己満足目的・完全自腹の購入価格は43980円に10%オフクーポンを適用させて39,582円でした。
これまでと同様、USB4接続(Thunderbolt4)の外付けSSDケースに入れてのベンチマーク計測ですが、最初に注意を。なんとこのGM7000、説明書によると「外付けケースに入れての運用を推奨していない」とのことです。おそらく温度管理の面でトラブルになる可能性を示していると思います。ですから、今回の計測はあくまで比較のためのものであり、外付けケースでの運用は自己責任であることをお知らせしておきます。…まあ大型ヒートシンクで武装したケースで、しかも読込メインの倉庫的な使い方で故障するとは考えづらいのですが、メーカー保証を受けられなくなるという可能性が高いですからね。念のためです。
それはさておき、とりまベンチマークの数値から見ていきます。
上はGM7000の結果です。音源倉庫ですから、1TBくらいデータをコピーした後に測っております。
続いて、GM7の計測結果です。あれ?Writeの値は若干GM7000のほうが良いけど、ReadはGM7のほうが良くね?何やら怪しい雲行き。
続いて、制作環境での実測値を見ていきます。
PC:Mac Studio M1Max 32GBメモリ(2022年発売)
OS:MacOS Sequoia 15.3
DAW:CUBASE Pro 13上記の環境で、メモリを大量に消費するプロジェクトファイルを作り、読み込みが終わるまでの実時間を計測してみました。
プロジェクトファイルの内容は、「UJAMのプラグイン(Virtual Guitaristなど)18個とSpectrasonicsのプラグイン(Omnisphere2など)4個のプリセットをロードさせた、26GB程度のメモリを占有した状態のプロジェクトです。
わりと実働環境に近い状況かと。CUBASEは起動させておき、プロジェクトファイルを選択した瞬間からプラグインラックにすべてのプラグインが列挙されるまでを画面録画し測定しました。
さて、気になる結果はこちら。
Acer Predator GM7000使用時…79秒
Acer Predator GM7使用時…59秒
( ゚д゚)…
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚Д゚)…!?
GM7圧勝!?
最初は何かの間違いかと思いましたが、3~4回やっても同じような結果です。ほかのプラグインでも試しましたが、やっぱりGM7のほうが速い。GM7000のほうは、プラグインの読み込み時に何か「引っかかる」感じがあり、ロード全体の時間にも影響が出ている感じです。何でだろう、片面実装232層基盤が効いているのか、はたまた外付けケースの運用ではDRAMが有効に仕事しないのか、そもそも書き込み速度を上げるためのものだから読込用途ではDRAMの影響がないのか、GM7のコントローラーが優秀なのか…。理由はわかりませんが、とにかくUSB4(Thunderbolt4) + GM7 4TBの外付けSSD環境が爆速であることは間違いありません。
一応GM7000のフォローをしておくと、温度に関してはGM7もGM7000もほぼ同程度の発熱で、外付けケースにヒートシンクを追加した状態で運用する分には問題ない程度です。SMARTから報告される温度変化はGM7000のほうが信頼性が高そうでした。(GM7はずっと使っていてもセンサー上では45℃程度くらいまでしか温度が上がらず、GM7000は55℃くらいまでちゃんと上がる。それでいて手でケースを触れた感じでは、GM7000のほうが若干温度が低いかな?くらいの印象です。)
さらに、GM7000装着時とGM7装着時のMacの消費電力は「ほぼ同じ」でした。Macのアイドル時の消費電力はどちらも27W~32Wの間を行き来する値で、カタログスペック上の1Wの違いは誤差として吸収される範囲のようです。
GM7000のDRAM搭載のメリットは、Windows PCのマザーボードにダイレクトに接続した際に発揮されると思われます。おそらく、HMBに対応しない、ブリッジの下に接続されるスロットで最大限の効果を発揮してくれるのではないでしょうか。
というわけで、予想に反した結果になりましたが、本ブログにおけるDTM用音源倉庫として使うおススメSSDは、当初と変わらず「Acer Predator GM7 4TB」ということになりました。
使わなくなったGM7000は…とりあえずThunderbolt3ケースに入れて、Mac Studio M5Maxあたりで前面端子もThunderbolt5になったら使うことにします。先は長い(遠い目
(17:00)
2025年02月17日
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どうも、わーくです。
昨年末に購入したUJAMの全部入りことMusic Creation Suiteですが、USB 3.1 Gen2接続のM.2SSDに入れて使っていたところ、どうもパッチのロード時に引っかかる感触があったので、思い切ってケースを新調&接続をThunderbolt4端子に変更しました。
使用したSSDはCrucialのP3Plusです。
まずは、Monstar Strage製のUSBエンクロージャーに接続した時のスコアを。
え?やばくない?こんなに遅かったっけ…?ちなみにこの状態だと、Virtual Pianist SCOREを読み込んだ状態→Virtual Pianist VOGUEのパッチの呼び出しに12秒ちょっとかかります。重い。
で、このSSDをUSB4対応のケースに入れ替えました。すると…
いや変わりすぎだろwwwww
ランダムリードのQD1の値が低いのは気になりますが、実用では十分高速化されておりました。Virtual Pianistのパッチ切り替え、2秒程度で完了。SSDのエンクロージャーを変えただけで5~6倍高速に。すごい。
今回新しく買い換えたエンクロージャーはこちら。
ITPROTECが販売する、AOTECH(アオテック) AOK-M2NVME-USB4です。
メーカーサイトには「パソコン側がThunderbolt 4に対応している場合、USB4で動作します。」と書いてあり、「どういうこと?」と思いましたが、Thunderbolt4のほうがUSB4に比べて要求が厳格で、要するにUSB4Gen3x2の40Gbpsで動きます、ということかな、と。さらにPCI Express 4.0の帯域が32Gbpsで、理論上で4GB/s、実効値でいうとその98%程度ということで3800MB/sという数字になってくるという理解でよい…のかな?(参考サイト:株式会社PALTEK)
この製品、ASMediaのASM2464PDというチップは、NVMe SSDをUSB4/Thunderboltに変換するもので、これまでのThunderbolt3+USB3.2 Gen2の組み合わせでUSB4相当の転送速度を実現?してきたものとは違い、ワンチップでUSB4 Gen3x2に対応するというものです。
ただこのチップ、発熱がすごいです。アイドル状態でもケースの外側がアツアツになるくらいなので、連続書き込み・読み込みをすると、そりゃあもうすごい発熱です。消費電力でいうとSSD込みでアイドル時5W~ピークで7W程度なので(実測値)大したことないのですが、熱いから不安になるという…そのため、冷却がしっかりしているケースを選ぶ必要があります。
ただ、わーくはファンの音が苦手+なるべく消費電力を抑えたいので、金属ケースにヒートシンクを付ける作戦に出ました。SSDのチップではなく、金属製エンクロージャーにさらにヒートシンクを付けるというものです。
で、購入したのはこれ。幅2cm、高さ1cm、長さ10㎝のアルミ製ヒートシンクが2つと、熱伝導シールがすでにセットされているものです。購入時の価格は1,099円でした。
ヒートシンク2個で、熱伝導シートを別途購入しなくて済むので、安上がりです。で、これをAOK-M2NVME-USB4に貼り付けた様子はこちら。
2個ですw 最初に買ったAOK-M2NVME-USB4があまりにも気に入ってしまったので、急遽もう1つ注文しました。ですから、ヒートシンクも2パック購入しました。(番号シールは、中のSSDを見分けるために後から貼りました。)
ヒートシンクを貼る前と後で、どのくらい温度が変わったのかを測定しようと思ったのですが、Macは外付けSSDの温度を測るために別途アプリを導入しないといけないようなので、手で触ってみた主観でお伝えします(あやしい…
<ヒートシンクを貼る前、SSDエンクロージャーのみ>
30分くらいアイドル状態で、手で持てなくもないけどめちゃめちゃ熱い状態。風呂のお湯より熱い…ケース温度で50度弱くらい行ってる?ずっと皮膚に触れていたら低温やけどになるレベル。室温18℃だが、しっかりケースは熱い。
<ヒートシンクを貼った後>
アイドル状態で数分、すぐにヒートシンクに熱が伝わっている。30分くらい放置して触ってみて、「ぬるい」と感じる程度。ヒートシンクから確実に放熱できている。今日の室温は18℃程度なので、夏場はファン冷却が必要かも。
というわけで、このサイズのヒートシンクでも十分排熱できています。後から違うSSDを接続して確認したのですが、熱くなっているのはSSD(P3Plus)ではなく、あくまでASM2464PDチップのようです。この変換チップ採用のケースはどうしても熱くなりがちなので、追加のヒートシンクで安心してファンレス運用するか、少し値は張りますが評判のよいSatechi製のケースや、安価で性能が良いSAN ZANG製ファン搭載のケースあたりがおススメです。(AOTECHのAOK-M2NVME-USB4はAmazonでは終売。SAN ZANGは以前購入したHDMI搭載USB-Cハブでまさかの4K60Hz表示ができて信用爆上がり中です。)
大容量のソフトウェア音源は演奏中もSSDに頻繁にアクセスが行くので、SSDの温度管理は必須です。この後も、実際に使いながら気になったことがあれば追記していきたいと思います。
(21:26)
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どうも、わーくです。
昨年末から大容量の音源をいくつか購入し、SSD容量が足りなくなったため増設することにしました。そもそも母艦のMac Studioは、内蔵SSDをApple Storeでの購入時にカスタマイズして増やすとめちゃくちゃ高額になるので、内蔵SSDは最小の512GBを選択してOS+アプリ用と割り切って使用。容量を食うソフトウェア音源は外付けのSSDに保存して使うことにしていました。
結論から言うと、今は4TBのNVMe接続 M.2 SSD 2枚を、Thunderbolt4(内部的にはUSB4 Gen3x2)接続のエンクロージャーにそれぞれ格納して使っています。1枚はMonstar Strage MS950、1枚はAcer Predator GM7です。計8TB、今のところ6TB弱の使用量なので、しばらくは困ることはなさそうです。
1年前まではCrucialのSSD(P3Plus)1枚で使っていたのですが、政治的な理由で市場に大量に出回ったYMTC製 232層のSSD「Monstar Strage MS950(ヒートシンクレス)」を追加でゲット。それが本当に高性能だったため、P3Plusもリプレースしてしまうことにしました。
ただ、Monstar StrageやHIKUSEMIなど代表されるこの手の安価なSSDは、俗に「蝉族」などと呼ばれ、同じ製品でも当たりはずれがあるということでした。わーくが当時39,800円で購入したMonstar Strage MS950 4TB ヒートシンクレスモデルはTLCを採用した「当たり」だったようで、シーケンシャル・ランダムの読み書き共に非常に高速なものでした。
さて、P3Plusを超える爆速なSSDを導入したいけど、なるべくなら安く済ませたい。スペック値は似たり寄ったりだけども、環境によって速度が極端に遅くなる地雷SSDも存在する・・・聞いたこともない中華メーカーの名前では判断できない(爆)。どうしようかと悩んでいたところ、Acer(台湾メーカー)のPredatorシリーズもYMTC製232層のチップを採用し高速、そして5年保証もついているということで、こちらを購入することにしました。わーくはPC自作歴もそこそこ長いため、Acerは「信頼できる老舗メーカー」として認識しているのでした。
2025年2月現在の相場だと、4TBで4万円弱といったところでしょうか。この価格で5年保証付きの超高速TLC SSDが手に入るなら、長い目で考えたら安いものです(高いけど)。
で、実際に買ってみたのでベンチマークの比較を。Mac Studio M1MaxモデルにThunderbolt4(USB4)接続でつないだ値で比較してみます。
Crucial P3Plus 4TB
Monstar Strage MS950 4TB

Acer Predator GM7
ランダムリードでいうとMS950がやや速いですが、シーケンシャルリードや各種ライト速度を勘案するとほぼ五分五分といったところです。
今までUSB3接続で使っていたのをThunderbolt4接続にしたため、P3Plus 4TBもかなり高速化されましたが、Predator GM7に換装したらさらに高速化されました。最近UJAMのVirtual Pianistの音色切り替えをSSDの体感速度測定によく用いるのですが、Thunderbolt4接続になったP3Plusが2秒で切り替えできていたところを、Predator GM7では1秒未満(!)で切り替えできてしまいました。なんだこれ、もはやハードシンセか?
UJAMだけではありません。わーくが使っている比較的「重たい」音源も軒並み高速化されました。
- SpectrasonicsOmnisphere2…一瞬で音色が切り替わる
- Prominy SC…数GBのスーパーマルチセッションが1秒で発音準備完了
- UVI Falcon…アコギ音源(Sunbird)が2秒で99%読込完了(残り1%はCPUの処理ぽい)
- Synthogy Ivory III…Bosendorfer 290が1秒未満で発音準備完了
- EASTWEST Hollywood Strings…Keyswitch切替Ensembleが1秒未満で発音準備完了
- その他ソフトシンセ全般…体感ゼロで音色切り替え可能
なんていうか、ロード時間はもはや極限まで速い気がします…プラグイン立ち上げの待ち時間のほうがずっと待たされている感じが強いです。それはCPUの性能だし、待たされるといっても長くて3秒程度なので、もうこれ以上速くならなくていいんじゃないかな、というレベルです。もう曲作りが遅い理由に一切の言い訳ができなくなってしまった感すらあります…。
この選択肢の中では一番高速なMS950を購入すればいいじゃん、という話だとも思うのですが、Monstar StrageのMS950の4TBモデルは、ヒートシンク付き・無し版でなぜか「ヒートシンク付き版のほうが安い」という謎状態なうえ、価格もやや高騰しています(ヒートシンク無し版4TBで49,800円程度)。噂によると、ヒートシンク付き版のSSDはQLCを採用しており、スペックとはかけ離れた体感性能(悪い意味で)なんだそうです。
となると、MS950のヒートシンクレスモデルを買えば良いわけですが、5万円は高い。それとほぼ同等の性能のSSDを4万円弱で保証付きで買えて、なおかつ台湾メーカーであることを考慮(?)すると、Acer Predatorシリーズは個人的にはかなりベターな選択だと思っています。←台湾びいき
というわけで、「蝉族のSSDって当たりはずれあるんでしょ?」とか「怪しいSSDは買いたくない」とかお悩みの方には、AcerのPredatorシリーズのSSDをオススメしますm(_ _)m
<番外編>
ここからは、Predator GM7シリーズとGM7000シリーズの比較のお話です。GM7推しなのか、GM7000推しなのか、読んでいて分からなくなる内容かもしれませんが、読んでくださった方の価値観と照らし合わせて、用途に合ったほうを選んでいただければ書いた甲斐があるというものです。というわけで駄文散文になりますが、続けさせていただきます。
現在AmazonでDRAM搭載のPredator M.2 SSD GM7000シリーズが10%オフクーポン発行中、適用するとGM7とほぼ同額になる価格で販売されています。GM7000のほうがランダムリードの値が最大40%ほど速いようですが、チップが232層ではなく176層であるというYouTubeの投稿や、2TB以上だと両面実装という噂も聞きます(GM7は4TBでも片面実装です)。一般的に片面実装のほうが低電力・低発熱ですが、GM7000シリーズは「発熱がマイルドである」という投稿も散見されますので、ここについては直接比較をした記事が見つけられないため断定できません。ただ、メーカーサイトによると、待機電力が(DRAMに常時通電しなければいけない分?)GM7000のほうが1Wほど多いようです。その代わりといっては何ですが、TBWは3000TBなのでGM7の2400TBより長寿命設計です。ただし、これはDRAM搭載の分、2割くらいは直接SSDに書き込むのではなくバッファへのアクセスで済むだろう、という試算を考慮した値であるかもしれません。さらに言うと、SSDの寿命は読込より書込のほうが影響が大きいため、「1度音源データを置いたら、あとはほぼ読込のみ」のDTM用途のSSDは、TBWの値は考慮しなくてよいとも考えられます。
つまり、GM7ではなくGM7000にするメリットは
- DRAM搭載でランダムアクセスが速い
- GM7より高寿命(DRAMの恩恵かも)
- DRAMキャッシュが仕事をする分、SSDの発熱が抑えられている可能性あり(他サイトで指摘されているが、GM7との比較検討はされていない模様)
GM7000のデメリットは
- DRAMのせいかチップのせいかは不明だが、消費電力が若干高い(常時0.5~1W程度。アイドル時で比較すると20倍の差、読み込み時比較で10%程度の差
- 価格が高い(実売10%程度)
- 大容量モデルはチップが232層ではなく、両面実装である(発熱対策が面倒)
などの点が挙げられます。はっきり言って普通に使う分には速度性能のよいGM7000にしておいた方が幸せになれる気がしますが、最大の問題はASM2464PDチップ採用の外付けケースで両面実装のGM7000を使うと、発熱の処理に一抹の不安がある、というという点です。ケース外側に向いているチップは、熱伝導用のサーマルパッドで熱を金属ケースに逃がせば何とかなるだろ、くらいに考えられるのですが、反対側に実装されているチップをちゃんと冷やす手段がないですからね。ASM2464PDが発熱するうえにSSDもアチアチでは不安をぬぐい切れません。10~20分くらい書き込み続けると、サーマルスロットリングが発生するといわれる80℃に余裕で到達するようですし。
一方で、DTM用途では「10分も本気で書き込みっぱなしの状況などほぼ発生しない」でしょうし(スタジオで録音に使っている場合には起き得ますが)、サーマルスロットリングが発生したところでアクセス速度が数割減になるくらいで、はっきり言って問題として体感することはないと思われます。あと、DTMでは「ストリーミング中の大容量音源は、多くの場合はプロジェクト再生中に同じデータに頻繁にアクセスする」ので、DRAMの恩恵は小さくはないのだろうと想像されますので、GM7000はスペックで考えると非常によい選択肢だと考えられます。
しかし!わーくが実際にPredator GM7 4TBを使っている印象では、DRAMレスでも十分すぎるほど速いです。これだけ速ければ、消費電力が低くて熱対策も容易な232層片面実装DRAMレスであるGM7にアドバンテージを感じます。電気代換算だと1W×1日平均4時間×365日=年間1460W/h、電気代にして40~50円ですが(^^; むしろ熱のせいでSSDの寿命が縮まる点が心配です。
ただキャッシュのDRAMが頑張る分、SSDのメモリーチップは熱くならない説もあるので何とも言えない…。さらに、GM7比でGM7000のランダムアクセスが4割も速いのは体感にもつながるかもしれませんので、速度重視な方には、値段が同じならDRAM搭載のGM7000シリーズのほうがお得かもしれません。
この記事のアフィリンクから100人くらいSSDを買ってくれる方がいらっしゃればGM7000を購入して詳細レビューを書くことができるのですが、2万年経っても無理だと思うので、とりあえずこのネタは今回でいったんクローズということで・・・。皆さまの外付けSSDライフの一助になれば幸いでございます。
(20:42)